
目次
1. はじめに
こんにちは、進学空間Moveの塾長・宮脇です。
当塾は基本的に上位校合格を目指す生徒たちが集まる場所ですが、昨年は20名中5名が基町高校に合格しています。
塾生の4人に一人が基町高校に進学しています。
比較的基町高校への合格者を多く輩出している当塾で実践している英語学習法をご紹介いたします。
基町高校の入試で合格するためには、英語で最低でも40点が必要です。
できれば45点、理想的には50点に近いほど良いでしょう。当たり前のことですが。
基町高校合格のカギを握る英語の得点力は、主に2つのスキルによって大きく左右されます。
それは「正確な速読」と「英作文」の能力です。
簡単に言えば、英語を読んで書けるということができれば、公立高校入試の英語は攻略できるのです。
非常にシンプルなことのように聞こえますが、これを実現するのが決して容易ではないことは皆さんもご承知の通りでしょう。
2. 基町高校に合格するための英語学習法の基本
基町高校の入試における英語の得点力を高めるためには、「読む」と「書く」という2つの基本スキルを徹底的に鍛える必要があります。これは言い換えれば、「正確な速読力」と「的確な英作文力」の習得です。
当塾では、これらのスキルを段階的に身につけるためのカリキュラムを組んでいます。
まず大切なのは、英単語や文法の基礎を固めることです。
これは日々の学習の中で皆さん行っていることだと思われます。
しかし、単に単語や文法事項を暗記するだけでは不十分です。
実際の文脈の中で、それらがどのように使われるかを理解し、活用できるようになることが重要です。
また、基町高校の入試では限られた時間内に多くの問題を解く必要があるため、効率的な学習方法を身につけることも不可欠です。
次に、それぞれのスキルについて具体的な学習法をご紹介します。
3. 基町高校に合格するための英語読解の勉強法
当塾で高い効果を上げているのが、「速読英単語」というテキストを活用した学習法です。
Z会が出版しているこの教材は、単なる単語帳ではなく、その単語を使った長文がふんだんに掲載されているのが特徴です。
英単語は単に羅列したものを覚えるのではなく、文章の中で覚えていくことが効果的です。
「速読英単語」(中学生版)には60の長文が収録されていますが、これらの文章をすらすらと音読でき、なおかつ英文の意味が言えるようになることを目指しています。
そのための音読を繰り返しているのです。
ただし、この学習法を効果的に行うためには、英語の構造についての理解が不可欠です。
単に英文を読んで和訳を暗記するのではなく、主語・述語・目的語などを分析しながら、英文の構造を理解して読んでいくことが重要です。
この「構造分析読み」の習慣をつけることで、初見の英文でも正確に速く読めるようになります。
この方法は独学では難しい部分もありますが、英文をきちんと読んで、その訳をたくさん口に出せるようにする訓練は、速読力を養い、英語の語彙量を増やすために非常に重要です。
こうした訓練を積み重ねれば、公立高校入試の長文読解問題にも十分に対応できる力が身につきます。
4. 基町高校に合格するための英作文の勉強法
英語の得点の明暗を分けるもう一つの重要な要素が英作文です。
これについては、夏から秋までの期間に基本となる英文をたくさん書けるようにすることが必要です。
これは「英借文」と呼ばれる方法です。
基本例文から表現を「借りる」という意味です。
日本人が英語を書こうとするとき、日本語から発想しては上手くいきません。
英語は英語の論理で文章が構成されているため、「英語ではこの表現をどのように言うのか」ということをたくさん知っている人が有利になります。
そのため、正しい英文をどれだけ多く覚えて書けるようにしているかが重要です。
秋までに取り組んでほしいのは、500~600程度の英文をきちんと書けるようになることです。
長い文である必要はなく、短い文でも構いませんので、最低でも500くらいの英文が書けるようになることを目指してください。
こうして、多くの英文パターンを身につけることで、入試の英作文問題に対応できる応用力が養えます。基本的な文型や表現を組み合わせて、自分の言いたいことを英語で表現できる力が身につくでしょう。
5. まとめ
基町高校の英語入試を攻略するためには、「読める」そして「書ける」という二つの基本スキルを確実に身につけることが重要です。
「読む」については、「速読英単語」などのテキストを活用して、英文の構造を理解しながら音読と和訳の練習を重ねることで、正確な速読力を養いましょう。
「書く」については、夏から秋にかけて多くの基本的な英文パターンを身につける「英借文」の練習を行うことが効果的です。
これらのスキルをきちんと身につけることができれば、公立高校入試の英語の問題はさほど難しくないはずです。皆さんの健闘を祈っています。
進学空間Moveでは、これらの学習法を実践し、多くの基町高校合格者を輩出してきました。興味のある方は、ぜひ一度当塾の体験授業にお越しください。

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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