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自己表現はいい制度

今日は1月18日。

 

広島県公立高校入試まであと40日。

今、Moveの中3生は学力試験に向けて追い込みをかけるとともに、

この自己表現の内容を深めることにも取り組んでいます。

 

週に1回私の前でプレゼンしてもらって、

フィードバックを返すことで

内容をさらに深めていく。

そんなことの繰り返しです。

 

その作業は、

自分自身を見つめることであり、

それを踏まえて自分の将来を考えることであり、

どう高校の先生に伝えるかを考えることです。

 

Moveがどれだけキャリア教育に取り組んでいても、

ここまで本気で取り組める状況を作ることは

なかなかできません。

 

けれど、受験に組み込むことで、

誰もが本気にならざるを得ません。

 

受験が単なる学力競争で終わらないシステム。

 

いやあ、本当にいい制度です、自己表現。

全国の都道府県もどんどん取り入れたらいいと思います。

 

 

とは言え、 

大人の方の中には、否定的な方もいらっしゃるとも聞きます。

 

ある中学校の先生は、

私との意見交換の中でこうおっしゃっていました。

 

「プレゼンが苦手な子もいる。

できる子はいいけれど、そうでない子にも

一様にプレゼンを課すのはいかがなものか。

中学生には荷が重すぎる」

 

なるほど。

苦手とする子には少し辛い制度かもしれません。

 

それでもこのタイミングで自分自身と自分の未来について

本気で考える機会を作るのは大切なことです。

 

今まではそれが大切だと分かっていても

「受験には関係ないから」と

本気で考える人は少なかったです。


苦手だからと言って逃げないで。

しっかりと取り組めば、得るものも大きいですよ。


1人でできなかったら、信頼できる大人の方に協力をお願いしましょう。

 


Moveの生徒を見ている限り、

自己表現に真剣に取り組むことで

受験に向けて勉強することの意味を

それぞれの視点で捉えるようになると

感じています。

 

 

それは、これまでに一定数存在した

高校受験をゴールにしてしまったために

高校入学後に勉強に身が入らずに落ちていく生徒を

減らすことに一役買うでしょう。

 

そして、

自分自身の将来を本気で見つめた経験を踏まえて、

高校入学後に飛躍していく生徒の数を

増やしていくのでしょう。

 

 

そうなるように大人側も

この制度に肯定的であってほしいと願っています。

 

間違っても

子どもたちに自己表現なんて真面目に取り組む必要がない

なんて思わせないでくださいね。

 

損をするのは、彼らなんですから。

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    茂木 (木曜日, 19 1月 2023 15:29)

    プレゼンが試験にって、良いことだと思います。将来や社会に出て必要だと思いますので(*^^*)Moveの受験生が志望校に受かりますように