計算力向上のために知るべきこと

計算ミスを防ぐには

 

今日は小学生の計算についてです。

 

 

 

小学生や中学生で、計算ミスが多いと悩む生徒は少なくありません。

 

 

 

ですが、それに対して「今度からは注意しよう」と意識するだけでは計算ミスを減らすことはできません。

 

そんなことで減るのなら最初からやっているでしょうし、そもそも勉強に対する姿勢の問題となります。

 

(そんなものを注意しない程度の集中力で勉強していたの?)

 

 

 

 

計算ミスを犯す原因はそんな注意力なんかにはなくて、

 

 

そもそも整理が下手くそ

 

 

なのです。

 

 

 

 

そして、計算ミスは技術の問題です。

 

 

 

 

 

分数の線をまっすぐ書くであるとか、

 

6とbを見間違えないように書くであるとか、

 

約分した結果を式のどこに書くのかとか、

 

イコールの位置を揃えるとか、

 

 

 

一つひとつの技術の問題です。

 

 

 

で、技術は修得すればいいのです。

 

 

 

大事なことなので、2回言います。

 

 

技術は習得すればいいのです。

 

 

 

 

 

 

 

計算の工夫も技術の問題

 

計算ミスを防ぐだけではありません。

 

積極的に簡単な方法を使って計算するのも、計算にまつわる技術です。

 

例えば以下の2問ではどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

小学5年生から中学生のお子さんをお持ちの方は、ぜひお子さんにこの問題を解いてもらってください。

 

ほとんど考えず暗算でできればOKです。

 

どちらか1問でも筆算を使い出したら、計算を工夫するという観点が抜けている可能性がかなり高い。

 

 

 

 

例えば、問1でこんな筆算をしていませんか?

 

これを小学生の子がやっているのを初めて見たときは目を疑いました。

 

100倍や1000倍にするときはゼロを後ろにくっつければいいということを知らなかったのです。

 

それを使えば、筆算をするにしてもこうなるでしょう。

 

桁の揃え方を工夫するだけで、ずいぶん楽に計算できます。

 

これなら、ほとんどの子が暗算でいけるでしょう。

 

 

 

問2も同様です。

 

 

 

こんな筆算をしていれば時間がかかって仕方ありません。

 

注目すべきは25という数字です。

 

25は、「100÷4」で表せます。

 

ですから、筆算なんか使わなくても

 

この計算でいいのです。

 

もっと簡単に言うと、

 

72÷4=18

18×100=1800

 

これだけです。

 

これなら暗算でも大丈夫でしょう。

 

 

 

 

冬期に計算特訓講座を開きます

 

 

ここ数年来、上のような計算の工夫を知らない生徒が増えてきたように思います。

 

やたら力技で計算を突破しようとする。

 

 

それでは時間も労力もかかっていけません。しかも、計算ミスも増える。

 

 

 

たかが計算です。

 

サクッとクリアできるところはサクッとクリアして、本当に頭を使うところで頭を使いましょう。

 

 

でも、そんなことを言われても子どもたちからすれば、こうした計算の工夫を体系的に習ったことはないでしょう。

 

 

 

というわけで、冬期講習中に小学校高学年〜中学生を対象にした計算の工夫講座を開きます。

 

 

 

 

 

使うテキストはこれ。

 

上のような超基本的なものから、「平方数・立法数」、「和と差の積」のような中学数学の知識まで確認できる本格的なテキストです。


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