『ホモ・デウス』の中で

 

今、『ホモ・デウス』という本を読んでいます。

 

このブログでも何度か紹介したことがある『サピエンス全史』の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書です。

 

『サピエンス全史』が人類の過去を壮大なスケールで語るものであれば、

 

この『ホモ・デウス』は同様に壮大なスケールで、人類の未来を予測するものです。

 

歴史家の鑑ですね。

 

「歴史を学ぶ意義は未来を予測するためにある」との言葉通りです。

 

 

 

今後、この『ホモ・デウス』の記述からいくつか記事を書くことになりそうなので、

 

表題に番号を振ってみました。

 

 

それだけ考えさせる記述が多いです。 

 

 

 

 

 

下の内容は、授業前の「5分間トーク」の時に生徒にも話したものを再構成したものです。

 

こんなことをよく生徒たちに話して聞かせています。

 

 

 

 

 

 

世界の富とは

 

さて。

 

私が読み進めている箇所は、まだまだ前半なのですが、現代史についてこんな興味深い記述がありました。

 

 

 

第二次世界大戦以降、(小規模な戦争があるのは承知しつつ)戦争が稀になったことについての理由です。

 

 

少し長いのだけど、その引用を以下に記しますね。

 

 

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世界経済は物を基盤とする経済から知識を基盤とする経済へと変容した。

 

以前は、富の主な源泉は、金鉱や麦畑や油田といった有形資産だった。

 

それが今日では、富の主な源泉は知識だ。

 

そして、油田は戦争で奪取できるのに対して、知識はそうはいかない。

 

したがって、知識が最も重要な経済的資源となると、

戦争で得るものが減り、

戦争は、中東や中央アフリカといった、

物を基盤とする経済に相変わらず依存する旧態依然とした地域に、

しだいに限られるようになった。

 

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(『ホモ・デウス』上巻 より)

 

 

なるほどね〜。

 

言われてみたら、至極当たり前のことなのですが、確かにそうですね。

 

 

1945年以前の戦争というのは、結局のところ、土地(=資源)の奪い合い。

 

 

日本が満州を侵略したのだって、鉄鉱石と石炭が欲しかったから。

 

ドイツとフランスが何世紀にも渡って険悪な状態にあったのだって、両国の間に横たわるルール地方が原因。

 

中東で常に紛争が絶えないのも油田の奪い合いだと言えば、その側面は決して否定できない。

 

 

 

しかし、今、世界の中で最も価値を生み出しているであろうシリコンバレーを侵略しようなんていう発想は誰も持ちません。

 

 

 

 

だってシリコンバレーという土地を支配下に置いたところで、その富が手に入る訳ではないですから。

 

 

日本の科学技術が世界の中で未だ高水準を誇っていたとしても、東京を侵略したところで、どこかの国がそれを手にする訳ではありません。

 

 

現在の世界経済においては、富の源泉は土地や資源でなく知識や技術にあるという指摘には、頷くしかないように思います。

 

 

 

 

 

 

 

だとしたら、

 

 

ですよ。

 

 

 

 

 

特に何もやりたいことがなくて、

 

それで勉強もせず、

 

場合によってはゲーム三昧の日々なんて

 

積極的にリスクを取っているようにしか思えないですよね。

 

 

 

やることがないのなら、

 

とりあえず勉強するか、

 

本を読むかして、

 

知識や技術を身につけようか。

 

 

 

さ、夏期講習も終盤。

 

 

頑張っていきましょう!