
目次
1. はじめに
皆さん、こんにちは。進学空間Moveの塾長、宮脇です。
今日は多くの中学生や高校生のために、学力アップ・偏差値アップの最大のコツをお伝えしたいと思います。
日々指導する中で、本当に成績が伸びる生徒には共通する学習パターンがあることに気づきました。その秘訣とは何か、これから詳しくお話しします。
2. インプットよりもアウトプット
結論からお伝えすると、それはズバリ「インプットよりもアウトプットを多くする」ということです。
まず、インプットとアウトプットについて整理しましょう。
インプットとは頭の中に知識を入れることを指します。例えば参考書を読んだり、教科書を読んだり、授業を聞いたり、動画を見て物事を確認することもインプットに含まれます。
一方でアウトプットとはその逆で、頭に入れた知識をどれだけ外に出せるかということです。
問題を解くこと、覚えたことが書けるかどうかを確認すること、暗記した内容を何も見ずに書き出す「ソラン」もアウトプットです。
では、このインプットとアウトプットの理想的な割合はどれくらいでしょうか?
私は3対7が理想的だと考えています。
つまり、3割がインプット、7割がアウトプットです。
2対8でもよいかもしれません。
とにかくインプットよりもアウトプットの量を多くすることがポイントになります。
なぜかというと、基本的にインプットをどれだけやっても、本当に覚えたか、本当にできるようになったかは別問題だからです。
有名な先生の講義を聞いた、素敵な話をする先生の動画を見た、これら自体はもちろん否定されるものではありません。
しかし、勉強をする、学力を上げるというのは、それらの知識をきちんと理解して使いこなせるかどうかの方が大事なのです。
そのためにアウトプットを繰り返し、本当にできるようになったか、本当に覚えたか、本当に理解したかを「可視化する」という作業が、最も学力アップに必要な行為だと理解してください。
そうすれば、それほどインプットに力をかける必要がないということがわかってくるはずです。
特に中学生にしろ高校生にしろ、1日の大半は学校で授業を聞いているはずです。
その時間以上のインプットが一体どれほど必要なのでしょうか。
学校で授業をきちんと聞き、新しい知識やテクニックはその授業でインプットする。
もちろんそれだけでは本当に理解したのかどうか、できるようになったのかは分かりません。
なので学校の授業でインプットした内容を自主学習でアウトプットする。
これを徹底的に繰り返した結果、進学空間Moveでは学力アップを果たす生徒が続出しているのです。
私たちの塾では7年連続で中学3年生の平均偏差値が60を超えていますが、このメカニズムでそれが達成されているのです。
3. まとめ
今すぐ「授業を聞く」ということを勉強の中心に置くのではなく、自ら鉛筆を持って本当にできるようになったのかどうか、理解したのかどうかを紙に書き出す、あるいは問題を解くということを始めてみてください。
それを継続的に続けることができたのなら、どんなに遅くとも半年後には、あなたの学力はぐんと伸びているはずです。
アウトプットの力を実感してみてください。
学力アップの鍵はインプットではなく、アウトプットにあります。これからの学習にぜひ取り入れてみてください。

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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