目次

1. 前期末試験が終了しました
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
昨日で中学生の前期末試験が終わりましたね。
これで中1から中3まで、どの学年も前期の通知表の数字が確定することになります。
生徒たちも保護者の皆さんも、結果が気になるところでしょう。
さて、この前期末試験の結果なんですが、学年によって持つ意味がずいぶんと違います。
今日はその点について、詳しくお話ししていきたいと思います。
2. 中3生にとっては入試直結の重要な試験でした
まず中3の皆さんについてです。広島では公立高校入試における内申点の扱いはそれほど高くないとは言え、中3の内申点は中1・中2の3倍の重みを持ちます。
それなりに意味があるのです。
また、私立高校の専願基準も実質的に、この前期までの数字で判定が行われることになるでしょうから、中3の皆さんにとっては入試につながる試験として大きな意味がありました。
今後は、これまでの学習で培った学力を基礎にして、中学生最後の単元や学習事項をマスターしつつ、受験に向けて学力を高めていくことになります。
Moveの生徒は私たちが一生懸命サポートしていきますからね。一緒に頑張っていきましょう。
3. 中1・中2生は結果より「勉強方法の習得」が最優先
一方で、中1と中2の皆さんは、今回の結果自体は高校入試にそれほど大きな影響を与えません。
というのも、公立高校入試における中1・中2の内申点は、入試全体の得点を100点だとすると、たったの4点だからです。
9科目オール5で4点。
オール4であっても3.2点、オール3であっても2.4点で、オール5の子との差はたったの1.6ポイントです。
ほぼ差がつかないと言っていいでしょうね。
ですから、中1・中2のテストは大いに失敗が許されるのです。
この時期に大事なのは、得点結果ではありません。
勉強の方法を身につけることができるかどうかです。
ただし、何日か前のブログにも書きましたが、過程と結果であれば、結果にこだわることが大切です。
今年度に入って2回テストがありましたが、結果にこだわってどのように頑張ることができたか、そしてその結果がどうだったかが重要なのです。
ですが、この場合、結果が思うようにいかなかったとしても、正直かまいません。
それが結果にこだわって頑張った結果ならば、次はどうしたらいいのかが見えてきたはずです。
それを次の機会に試してみましょう。そうやって試行錯誤を繰り返して、中3に上がるまでにぜひ学力を蓄え、勉強方法をマスターしていってください。
4. 広島県が与えてくれた「失敗できるチャンス」を活用しよう
上に書いたように、中学3年生になったら「今回の結果は入試に関係ないよ」とは言ってあげられません。
でも、中1や中2の子には言ってあげられるのです。
現行の高校入試制度が導入されて4年。
広島県の教育委員会は、皆さんに失敗できるチャンスをくれています。
この期間にぜひ学力を蓄え、勉強方法をマスターしましょう。
ただし、その勉強方法が通っている塾からもらった過去問を繰り返し解くという方法だと、あなたの学力自体が伸びるかどうかは怪しいところです。
Moveで推奨しているのは、1回目は調べたり質問したりしながらしっかりと勉強し、2回目、3回目と繰り返していく方法です。
もちろん繰り返す時間を考えると膨大な時間が必要となります。
Moveでは、50分勉強したら10分休憩という時間配分で進めています。
さらに各時間の最初に音読の時間を入れたりして、集中力が続くようにしているのです。
長時間学習を効果的に行うための環境作りについて、こうした具体的なノウハウをMoveでは日々お伝えしています。
結果を恐れず、本質的な学習に取り組むことで、きっと中3になったときに大きな力となって返ってくることでしょう。
この貴重な「失敗できる期間」を、ぜひ有効活用してくださいね。

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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