2時に集まる生徒たち〜自分で決める勉強時間の価値〜

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こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

今日は10月11日、スポーツの日を含む3連休の初日ですね。

土曜日は朝9時から夕方6時まで個別演習授業を行っていますので、生徒たちが自分のタイミングで勉強しにやってくる日です。

Moveの場合、ご存知のように「必ずこの時間に来なくてはいけない」というものではありません。

いつ来るかは子どもたち自身のスケジュールや判断次第なのです。

1. 午後2時の不思議な現象

その中で、今日はどこの学校もテストがない土曜日でしたので、午前中は比較的人が少ないなぁと感じていました。

ところが午後になって、もう少し正確に言うと午後2時になってから一気に人が増えて、ほぼ満席という状態になったのです。

ちょっと不思議に思いました。なんで2時だったんだろう、と。

 

午前中に来てもいいし、午後から来るなら1時という時間もあるわけです。

それでもなく、1時から1時間遅れた午後2時から、みんな示し合わせたわけでもなく、それぞれの都合で2時にやってきたのです。

 

そこで、2時から来た人に「なんで2時から来たの?」と聞いてみました。

 

すると、習い事があった子や午前中家族でお出かけしていた子もいたのですが、

「午前中は寝ていた」

「好きなアニメを見ていた」

「ゆっくりしてお昼ご飯を食べていたら、1時よりか2時から来たらいいかなと思って」

という感じで、何ともほのぼのとした理由でみんな2時から集まってきてくれたみたいです。

その平和な理由を聞いて、Moveは良い塾だなぁと感じました。

2. ゆっくりするときは、ゆっくりすればいい

ゆっくりするときは、本当にゆっくりすればいいんですよね。

特に切羽詰まっている状況でなかったら、自分が納得いく形で「さぁやろう」という時に塾に来て勉強してくれたらいいわけです。

「午前中の方が頭の回転が早い」とか、そういう最もらしい理由をつけて無理やり午前中に集めるよりか、自分が納得して「さぁ行こうか」という時に勉強する。

こういうことが許される塾です。

良い塾だと考えています。

3. 自律的な学習者であることの意味

とはいえ、それが成り立つためには、それぞれMoveの生徒が自分で自分の勉強時間をきちんと管理することのできる「自律的な学習者」であるということが前提です。

全員が全員うまくいくわけではないかもしれません。

その一方で、そういう時にもうまくいかなかったら「じゃあどうしたらいいんだろう」と自分で考えて修正していく。

それがMoveが目指す「自分で勉強する人」の姿ではないでしょうか。

だから、そうやって自分で調整するということにも挑戦してもらいながら、自分の納得する時間で勉強していってほしいのです。

4. 自分の学習に責任を持つということ

なにはともあれ、その裏側には「自分の成績、自分の学習に対しては自分で責任を持つ」という、子どもたちに対する信頼を前提としています。

 

もしそこがうまくいかない子がいたら、いつでも相談しに来てください。

もしくは私の方から声をかけます。

ですが、自分でまずやってみる。

それがすごく大事なことだと思いませんか?

 

どんな理由でも構いません。

自分が納得する理由で、しっかりと勉強を進めていってくださいね。


進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。