小さな塾から世界へ~進学空間Moveが考える海外進学という選択肢~

目次

1. なぜ小さな塾で海外進学を目指す生徒が8人もいるのか

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

今日は、うちの塾のちょっと珍しい特徴についてお話ししようと思います。

進学空間Moveは塾生が70人〜80人くらいの小さな個人塾を少し大きくした程度の塾なのですが、実は現在の塾生だけで6人、卒塾生を含めると8人もの生徒が海外の大学進学を目指して勉強しているのです。

これはなぜかと言うと、私自身が海外の大学進学も選択肢の一つとして積極的に提示しているからなのです。

実際に、9月5日の金曜日には台湾の大学進学セミナーも開催予定で、毎年必ず一回は開催したいと思っているこのセミナーでは、台湾進学留学サポートセンターの方にお越しいただいて、具体的な進学方法についてお話しいただいています。

そういった選択肢があるということも、ぜひ覚えておいていただけたらと思います。

2. 日本の未来を見据えた時、選択肢を提示することの大切さ

私が常日頃お話ししている日本の人口動態の話を考えてみてください。

これから先、日本の人口はどんどん減っていき、現在の1億2000万人が2100年には6000万人を切るであろうという推計があります。

つまり、今の中学生たちは、日本の人口が半減していく様を一生を通じて見ていくことが運命づけられた世代なのです。

そうした時に、国力が落ちていくのは明らかなわけですが、それでも海外への進学という選択肢を提示しないのは、個人的には大人側の無責任に近いと思っています。

現実問題として社会人を20年以上やってきて思うのは、社会に出てから世界とつながるということはなかなか難しいということです。

学生のうちに海外に出れるのであれば、出てもいいのではないか?

そうした思いが私にあります。

私たちの塾には、一生懸命勉強している子たちがたくさんいます。

本当にMoveの子たちは一生懸命勉強しているのです。

ですが、私たち大人側の無自覚により、こんなに一生懸命勉強している子たちに対して、選択肢を狭めてしまうのは申し訳なく思うのです。

もちろん、日本の大学に進学してはいけないということではありません。

実際、Moveでも圧倒的に日本の大学に進学する子が圧倒的に多いですし、私たちはそのサポートをしているので実感するのですが、日本の大学はどこも良質な大学であることが多いのです。

日本文化、日本の治安の良さ、安全性、学問レベルの高さということを考えても、日本の大学はもちろん当然有力な選択肢です。

結局のところ、どちらを選ぶのかという選択肢を提示したいというお話なのです。

その気がある子であれば、海外に行くチャンスは広く提示すべきだと思っています。

3. 台湾進学という現実的な選択肢~メリットと課題の両面から~

欧米の大学進学であれば、それなりに費用がかかります。

アメリカなどは今現在だとトランプ大統領がらみで政治情勢も流動的でしかも、奨学金を使っても年間400万円から500万円の金額がかかることもあり、私の立場からだと一般に広くお勧めしづらいのが現実です。

そこでアジアはどうかという話になるのですが、いろいろ調べた結果、台湾の進学は一つの選択肢としてあっても良いのではないかと思うようになりました。

実際に、現在私たちの塾では台湾に進学した子が2人おり、1人はもう秒読み段階で数か月先には進学することになっています。

費用面で言うと、きちんと勉強してきた子であれば授業料がほぼ免除になり、場合によっては台湾政府からの奨学金という名のお小遣いを数万円単位でもらえるような子もいます。

ですから、日本の私立大学に通うよりも断然安い金額で台湾に留学できるということもあるのです。

 

もちろん、メリットばかりを挙げてもいけないと思います。

現地で言葉の壁を跳ね返しながら4年間を過ごすというのも、やっぱり大変なことでしょう。

高校の時に中国語の勉強をしなくてはいけないというのも負担なのかもしれません。

今実際、うちの塾では2人の生徒が中国語の勉強をしながら高校に通っているという現状もあります。

台湾は日本に最も近い外国の一つであり、親日国でもあります。

そして半導体やプログラミングという分野であれば、日本の先を行っている国の一つでもあります。学問的にも学ぶところが大きいと思います。

また、各大学で10%の留学生を受け入れるという体制も整っているので、海外の波に揉まれて成長するという意味では、とても良い選択肢だと考えています。

さらに、台湾経済が日本に食い込んできている現状もあります。例えば、九州の熊本あたりに大きな工場ができて、そこでちょっとしたバブルが起きているという話も聞きます。

こうした台湾経済の日本進出により、台湾で学んだ後の就職先も決まっていくという子もいて、様々な選択肢が広がっているのが現実です。

4. 小さな塾から広がる国際的な輪

他の塾生の話を聞いていると、台湾ではなくマレーシアに行きたい子や、オーストラリアに狙いを定めて進学先を決めようとしている子の話も聞きます。

そして、そのすべてに対して私は背中を押す立場にあります。

日本の大学に進学してももちろんオッケーで、そのお手伝いもさせてもらいますし、場合によっては入学試験のない海外進学を目指す子には、向こうで通用するだけの学力をちゃんと持っていてほしいということで、勉強の後押しをしながらサポートもしています。

そんな活動をしていると、逆に他の留学サポート業者さんから「今度日本への留学を希望している海外の子がいるので、塾として面倒を見てもらえませんか」という依頼が来たりするものです。

安佐南区という広島の町の小さな塾ではありますが、そうやって国際的な幅を広げるような活動が塾として少しずつ広がっているのが、実はMoveの一つの特徴です。

本当の勉強、つまり学力をつけて生きる力というものを本当に身につけてほしいと願っています。

その中の一環としての海外との関わりを塾としてどのようにご提供できるかというところにも、ぜひ皆様に注目していただけたらと思います。

こうした詳しいお話については、9月5日のセミナーでもお伝えできればと思っています。

皆様はどのようにお考えでしょうか。

本気で勉強する場所が欲しいという人は、この画像をタップしてくださいね👇


進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。