受験が終わったら

今日は2点のお知らせから始めさせてください。

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■6月27日(日)午後8時〜9時15分

You Tubeライブ説明会

「現中3生対象 広島県公立高校入試基礎知識講座

〜その仕組みとこれから行うべきこと」

 

 

場所:YouTube ライブ または  FaceBookライブにて。

参加料:無料。お申し込みも必要ありません

対象:広島市内の中3生徒・保護者の方

 

詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。

参考動画として、昨年の「たくさんの大人に出会う日帰り合宿」のダイジェスト動画はこちらをご覧ください。

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■7月3日(土)

2021夏の塾選び @安佐南区民文化センター

 

日時:7月3日(土) 午前11時〜午後5時

場所:安佐南区民文化センター 1Fギャラリー

入場料:無料(出入り自由)

※各塾が個別ブースを作り、個別にお話を伺います。

いくつも塾を回ってもOKですので、この機会にお子様にあった塾をお選びください。

  

<参加決定塾>

あさひ塾西原教室(西原)

今村塾(中筋)

河浜塾(西原・祇園)

こうの塾(大町・毘沙門台)

さくら塾(八木)

進学空間Move(大町) 

 

 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

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たくさんの方にお会いできるのを待っています。

 

 

中学受験が終わったら・・・

 

さて、ここからが本題。

 

友人の塾長先生がFaceBookで興味深いことを言っていたので、今日はそれについてお話ししますね。

 

 

彼は主に中学受験の塾をやっています。

 

そして、受験が終わった保護者の方からこんな相談をいただくそうです。

 

 

>こんな声が保護者からよく寄せられます。

>「先生!中学入学までに何をすればいいですか?英語が不安です!」

>「先生!子どもが家で、ゲームばっかりやったり、ずーっとYoutube観てます!ワタシ、イライラするんです!先生からも勉強するように言ってあげてください!」

 

 

これに対して、彼はこのように返答するそうです。

 

>「しばらく、これで良いのか?と思うくらい遊ばせてください」

 

と。

 

つまり、受験が終わった子たちには、今まで犠牲にしてきた遊びをたっぷりさせてあげてください、と主張するのです。

 

塾の先生なら、中学入学まで予習をしましょう、とか言いそうなものじゃないですか。

それを、生身の人間にずっと我慢を強いてはいけないと警鐘を鳴らすのです。

 

雄弁な先生ですので、その主張は止まりません。

 

>それに、ちょっと記憶をたどってみてください。

「受験が終わったら、好きなだけ遊んでいいから!だから入試まで後少し頑張ろう!」

なんて、声かけしてませんでしたか?

 

>こういうことを言っていて、

「でも、中学に入ったら英語があるから、今から勉強しないと・・・」

なんて言うのは、重大な契約違反です。

 

 

なるほど。

 

確かに、重大な契約違反です。

 

そんな約束をしてしまった以上、遊ばしてあげないとダメでしょうね。

 

ここは親子関係の絆に関係する箇所でもあるでしょう。

 

 

結果、中学に入学した後も勉強にやる気が出ずに、せっかく進学した中学で低空飛行を続ける生徒も一定数います。

 

しかし、それは子どもに非があるわけではないとも言えそうです。

 

だって、そういう約束をしたのですから。

 

親御さんとしては、「待つ」ということを強いられる場面かもしれません。

 

中学入試あるあるです。

 

 

 

高校入試の場合はどう考えるべきか?

 

さて。

 

友人の塾長先生は中学受験についてそう言っていますが、Moveは中学受験は取り扱っておらず、高校入試と大学入試の指導塾です。

 

 

 

では、この問題、高校入試ではどうなるでしょう。

 

 

 

結論から申し上げると、高校入試で、

 

>「受験が終わったら、好きなだけ遊んでいいから!だから入試まで後少し頑張ろう!」

 

なんていう声かけをしたら、一発アウトです。

 

 

 

僕はそんな無責任なこと、絶対言わないですね。

 

少なくとも難関大学進学を目指し、進学校を目指している子が「高校受験が終わったら好きなだけ遊んでいいから!」というモチベーションで勉強することの危険性を親御さんがきちんと意識すべきです。

 

 

中学の勉強と高校の勉強の難易度には大きな差があります。

 

中学時代に偏差値65(上位8%)を取るような生徒であっても、高校に行けば「教科書に書いてあることの意味が分かりません」と言い出すのが普通です。

 

もちろんその子の学力が低いのではありません。

 

そのレベルの勉強が待っているということです。

 

高校入試が終わっても、それにどうにかこうにか食らいつく3年間が待っているのです。

 

 

そして、高校受験から大学受験までは3年間しかなく、たかだか高校入試が終わったからと言って「好きなだけ遊んで」いたら、そりゃあ、挽回のチャンスもなく沈むだけです。

 

それこそ、高校入試で頑張った意味がなくなるくらいに。

 

 

この点において、中学受験は大学受験まで6年間あり、なんだかんだと言って中学の勉強はまだ簡単なので、のんびりやっても挽回が効く可能性が高いんですよね。

 

元々の頭の良さも手伝って、高2まで沈んでいたように見えた子が高校3年生の1年間で挽回する例も、時折見聞きします。

 

 

それと高校入試は明確に区別すべきです。

 

高校入試なんて所詮通過点

 

 

 

通過点で燃え尽きるようなモチベーションのあり方は、厳につつしむべきです。

 

 

これについて、僕は先の講演会で

 

「フィアベースのモチベーション」と「ラブベースのモチベーション」という言葉で説明しました。

 

 

つまり、受験勉強というのは、何らかの恐れ(フィア)から取り組むべきではなく、その先の楽しいこと(ラブ)のために頑張るべきであるということです。

 

フィアベースで取り組んだ子の多くが、受験が終わり解放された瞬間に、好きなだけ遊んでしまうのです。

 

 

ただ、これは非常に難しい。

 

難しいからこそ、みんな手っ取り早く「フィアベース」のモチベーションを植え付けようとするのです。

 

「ちゃんとした高校行かなかったら、人生大変なことになるぞ」と。

 

 

多くの場合「将来の夢」みたいのを設定して、それに向けて頑張らせようとするのですが、半分以上が107歳まで生きる世代に「将来の夢」なんてものを設定させるのはナンセンスですね。

 

もっと言えば、職業の50%がなくなると言われている時代に、今ある職業から夢を設定させるリスクも考えないと行けない。

 

 

 

じゃあ、どうするのか?

 

 

暫定的な結論として、

 

現在、実際に社会の最前線で活躍している大人に出会わせる

 

という手法を僕は取っています。

 

 

 

マルチステージの人生を歩む彼らがその都度選択する人生の先輩たち。

 

その彼らが今何を考えて、どう行動し、何を子どもたちに望むのか。

 

同時に幅広い世界を見ることで、子どもたちに選択肢を与えることも目的にしています。

 

 

そして、自分の人生そのものに期待してほしい。

 

ワクワクしてほしい。

 

これから先、たくさんの楽しいことが待っていて、それは自分の選択次第でいくらでも

変化する。

そのための8月の「たくさんの大人に出会う2daysイベント」なのです。

 

 

幅広い選択肢の中から自分で人生を選択でき、そのために学力が必要なら、そりゃあ、頑張れるでしょ?

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    茂木 (金曜日, 11 6月 2021 08:36)

    ブログの最初の方はフムフムと思ってましたが、現実はそんなに甘くないんですね。夢や目標の設定がと、思いがちですけど社会の変化のスピードを考えられて、講演会に繋がっているんですね、流石Move(^o^)

  • #2

    宮脇 (金曜日, 11 6月 2021 10:57)

    茂木さん
    ありがとうございます。
    高校入試で人生が完成するならいいんですけど、そんなことあるわけないので。
    色々な手法があってしかるべきなんですけど、今やれることをやっています。