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学校の先生の教え方に不満がある時は

目次


1. はじめに

こんにちは。進学空間ウェブの宮脇です。

 

今日は以下のようなお悩みについてお答えします。

 

「娘の中学は若い先生が多く、経験不足を感じることがあります。

特に数学の先生は教え方が分かりにくいようで、娘も『先生の説明が理解できない』と言います。

学校側に相談しても『様子を見ましょう』と言われるだけ...。

公立だからと割り切るべきか、それとも別の対応をすべきか悩みます。」

 

公立中学にお子さんを通わせている方にとっては共感できるご相談だと思いますので、私の考えをお伝えします。

2. 先生への信頼感を大切に

まず、一つ大切な視点をお伝えしておきます。

 

「先生の説明が理解できない」「あの先生は信用できない」といった場面で、

保護者が学校の悪口を言わないことが重要なポイントです。

 

これはお子さんの発言を否定するということではなく、それを受け止めながらも、先生を信用するという姿勢を保護者が持つことが必要です。

 

お子さんが学校の先生に対する不満を口にし、それに保護者が同調したり拍車をかけたりすると、お子さん自身が先生の話を聞かなくなる傾向があります。

 

学校の先生方は様々な配慮をし、尽力しているものですが、そうした努力がお子さんに届かなくなってしまいます。

 

結果的に不利益を被るのはお子さん自身です。

 

ですから、保護者は学校の先生の悪口を積極的に言わないことを心がけてください。

3. 具体的な学習サポートの方法

その上で対策を考えると、お子さんの発言を否定するだけでは問題は解決しません。

 

特に数学などの理解が困難になった場合は、将来に影響する問題になりかねないため、適切な対処が必要です。

 

学習塾の先生としては、このような場合にこそ塾を活用いただくことをお勧めするのが自然ですが、それ以外にも現在はYouTubeなどで質の高い教育動画が多数公開されています。

 

良質な授業動画も豊富に存在するため、これらを活用することも有効でしょう。

 

ただし、「学校の先生の説明がわからない」というだけでなく、「具体的にどの部分がわからないのか」を明確にして、その部分に特化した動画を探す、そのために親子でしっかり相談しあって手を動かしながら、対応策を考えることが大切です。

 

特にお子さんと一緒に解決策を考えることが重要になります。

 

最近のサービスで言うと、ベネッセのAIストライクは比較的安価で契約できて、特に数学については秀逸だと感じています。

 

Moveでも採用しているサービスですので、数学に関しては使ってみてはいかがでしょうか?

 

4. 教育効果を高める親の姿勢

塾では直接的な指導により不明点を補完することが可能ですが、ご自宅で対応される場合は、YouTubeなどの有益で質の高い動画を活用してください。

 

また、保護者が学校の先生を信頼している姿勢を示すことで、お子さんも先生を信用するようになります。

 

可能であればこうした雰囲気がクラス全体に広がることで、学校の先生の指導も全体的に向上していくものです。

 

教育は教える側の質だけでなく、受け取る側の態度によっても効果が大きく変わることを理解しておいてください。

 

参考になれば幸いです。


進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。