中学1年生必見!「わかる」と「できる」の違いを理解して成績アップを目指そう

目次

1. 勉強の根本的な考え方について

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

今日は中学1年生のお子さんのために、勉強の基本の基本の基本となる考え方をお伝えします。

とはいえ、実はこれがきちんと理解できて実行に移せる子は、中学校で上位生になることが間違いないといえるほど重要な内容です。

基本といいながらも、多くの子がこれができないからこそ、ほとんどの子の成績が上がらないという現象が起きています。

そのため、私たちが根底として大切にしている話でもあります。

普段はあまりお話しすることのない当たり前のような内容ですが、今は中学1年生の子たちが中学校に入って、定期テストの最初の段階で頑張っている時期だと思いますので、ぜひお伝えしたいと思います。

2. 「わかる」と「できる」は根本的に違う

それは一体どのような話かというと、「わかる」と「できる」は違うという、本当に根本的な話です。

このタイトルを見た瞬間、「それは知っている」という人もいると思いますが、ぜひ最後までお付き合いください。

「わかる」と「できる」は違う。

これは私たち学習塾業界の人間にとって、もう耳にタコができるほど聞き慣れた言葉ですが、本当にその通りです。

例えば今中学1年生で数学の正負の数をやっていると思いますが、あの話がなんとなくもわからないという子はほとんどいないでしょう。

なんとなくはわかるし、大体理屈もわかる。

やることもわかるけれども、実際に計算をしてみると、少し発展した問題では小数や分数の記号がたくさん出てくるので、やり方はわかるのに、イマイチ答えが合わないとか、「あれ、これはどのようにやるのだったか」という問題がいくつか出てきたはずです。

3. 具体例で理解する「わかる」と「できる」の差

そして、それはやり方はわかる、基本的な考え方を知っているはずなのに、やってみると答えが合わない、ミスをしてしまった。

つまり、ケアレスミスで納得しているというふうになっているケースがほとんどでしょう。

そのような状態になるのが悪いというのではなく、みんなそこを一回通るからこそ、必ずそこから「できる」ようになるまで練習を積み重ねてくださいとお伝えしたいのです。

社会なども同様です。

世界の地理で、緯度や経度の話、大陸の話など、なんとなくわかる。

それほど難しい話ではないはずだと思って聞いていたのに、実際に時差の計算をやってみようとなったときに、「どのようにやるのだったか」となる。

基本的なパターンはわかっているけれども、少し発展したパターンだったらどうするのかということが起きるはずです。

これが、「わかっているのにできない」という現象です。

この状態で中学のテストに臨むと、「わかっているのに50点台だった」なんてことが普通に起きます。

4. 地道な練習こそが真の学習

そのようにできない問題に出会って、そこから具体的に「この時はこうするのだ」「こんなパターンが出てきたときにはこのように処理するのだ」という個別具体的に、一つ一つできるようにするというところまでが勉強です。

ひょっとすると面白くないかもしれませんが、やはりこれは地道な反復練習によって積み重ねていく話です。

本当にちゃんと授業を聞いているから、教科書を読んでいるからではなく、一つ一つ問題に当たって、ときには失敗して、個別具体的に繰り返し練習する。

「なんとなくわかる」から「できる」状態にしたのを確認して、テストに臨んでください。

 

中学校のテストは小学校のテストより平均点が下がります。

そのため、小学校の時にはあれほどできていたのにというふうに悔しい思いをすることもやはり多いでしょう。

しかし、しっかりと練習に取り組んで「できる」状態にしてからテストに臨んでみてください。

随分と結果が違うはずです。

応援しています。頑張ってください。

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進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。