目次

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
これから定期テストの勉強を頑張るぞという人に向けて、勉強初心者がやりがちな間違った勉強法についてお話ししようと思います。
中学1年生にとっては初めての定期テストが3週間から1ヶ月後に迫ってきていますので、「こういう勉強をしてはダメ」という内容を3点に絞ってお伝えします。
効果的な学習方法を身につけるための参考にしてください。
1. 問題を解いて丸付けしただけで満足してしまう
勉強とは、知らなかったことを覚え、理解していなかったことを理解し、できなかったことをできるようにすることです。
しかし、多くの勉強初心者は問題を解いて赤で直し、丸をつけたり間違ったところを訂正したりするだけで勉強を終えてしまいます。
これは非常にもったいないことです。
基本的に、それだけでは勉強になっていません。
赤で答えを見ながら直したところで、それが本当に頭の中に入っているでしょうか。
1回問題を解いて答え合わせをするのは、ただの作業だと思ってください。
大切なのはそこからです。
できなかった問題には赤でチェックを入れ、その問題だけでもよいので全部やり直してください。
できるようになったかどうかを必ず確認しましょう。
これをやらなければ、次に同じ問題に取り組んでもやはりできないという結果になってしまいます。
問題を解いてできなかったところを発見した以上、それをできるようにするまでが勉強だと考えてください。


2. 何も調べずになんとなく問題を解いてしまう
問題を解くときに、意味がわからないままなんとなく解答する人がいます。
これは非常に効率の悪い勉強法です。
例えば、社会の問題で「世界の海と陸地の面積の割合は何対何ですか」という問題があったとき、覚えていないからといってなんとなく「5対5」と書いても何の意味もありません。
知識でわからないことがあれば、問題を解くときにいちいち調べればよいのです。
教科書を見て「なるほど、これは7対3なのか」と理解してから「7対3」と書き、そして覚えてしまえばよいのです。
わからないまま適当に答えを書く意味は全くありません。
初めて問題を解くときに何も見ないで解くことが美徳だと考える人もいますが、それはテスト本番での話です。
練習段階や勉強段階では、わからないことをしっかりと調べるのは当たり前のことです。
わからないことを恥ずかしいと思う必要はありません。
むしろ、そうした見栄が勉強ができなくなる要因の一つです。
わからないものはわからない、できないものはできないから、できるようにするために調べ物をするという素直な気持ちで取り組みましょう。
3. 心を無にして機械的に書き続けてしまう
学校の課題で漢字を200回書くとか、英単語をたくさん書きましょうという宿題があったとき、心を無にしてただただ書き続ける人がいます。
まるで仏教の修行でもしているかのように、1時間も2時間もずっと連続で書き続け、その結果何も覚えていないという状態になってしまいます。
これは非常にもったいない勉強法です。
漢字を書く、英単語を書くという作業は大切だと思います。
特に中学1年生や2年生の勉強し始めの時期には、慣れることも重要ですので書くことは必要です。
しかし、どうせ書くのであれば、その場で覚えてしまいましょう。
例えば、最後の1つの漢字や最後の1単語については、何も見ずにちゃんと書けるかどうかを確かめるといった工夫が必要です。
心を空っぽにしてただただ写経のように漢字を書き続けるのは、むしろ勉強ができなくなる要因になります。
常に頭をフル回転させて覚えていきましょう。
そのためにも、こうした課題は時間を区切って取り組むべきです。
2時間も続けてやろうとするから心を無にせざるを得なくなるのです。
毎日毎日コツコツと短い時間で覚えてしまう、そういう勉強を心がけてくださいね。
以上、塾長が指摘する勉強初心者がやりがちな間違った勉強法3選でした。
これらのポイントを意識して、効果的な学習習慣を身につけてください。
本気で勉強する場所が欲しいという人は、この画像をタップしてくださいね👇

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
コメントをお書きください