人口減少時代を生きる君たちへ ─ 不安な未来を可能性に変える力

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君たちが大人になる頃、日本はどうなっていると思いますか?

最近、地元で空き家が増えているのを見たことはありませんか? ニュースで「人口減少」という言葉を耳にしたことはあるでしょう。でも、それが自分の将来にどう関係するのか、実感が湧かないという人も多いでしょう。実は、今中学生の君たちが大人になる頃には、今とはまったく違う日本になっている可能性が高いのです。

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

今日は、保護者の方へというより、中学生や高校生のみなさんへお話ししたいと思います。Moveで中高生によく話している内容を、少し詳しくお伝えしますね。不安に感じる必要はありません。大切なのは、これからの時代をどう生きるか、今から考え始めることなのです。

君たちが大人になる頃の日本、知っていますか?

現在、日本の人口は1億2000万人をちょっと超えるくらいですが、それが17年ほど前から減り始めたのは知っていますよね? そのペースは年々上がっていて、2025年にはとうとう年間100万人ずつ減っていくようなペースに乗りました。今年の上半期だけで50万人を超える人口減少があったのですから。

そして、たとえば今中学2年生のあなたが40歳くらいになった時、日本の人口は1億人を割ると政府は推計しています。でも、政府の推計は甘いところがあるので、実際にはもっと早く、あなたが35歳前後の頃には1億人を切っている可能性が高いと思います。2000万人も減れば、ちょっと田舎の地域には空き家がかなり増えるでしょう。すでにそういう地域は増えてきていますからね。

高齢化が進むとどうなるのか

そして、それと同時に高齢化も進みます。

今現在、65歳以上の人の割合が29%くらいで、今年か来年には30%を超えると思うのですが、政府の推計では45年後には38%まで上がると言われています。政府の推計はやはり甘いところがあるので、多分もっと早くに40%を超えるでしょう。

その時の高齢者というのは、僕や君たちの両親だったりするのですが、その年金や医療費を増税や社会保障費の増額で賄おうとするなら、現役世代の負担はめちゃくちゃなことになります。

そうした事態が、ちょっと人口動態の数字を見るだけで予測できるのです。

では、こうした未来の中で、君たちはどう生きればいいのでしょうか?

大変な時代こそ、新しいルールを作れる時代

大変な時代になる、それは事実です。でも見方を変えれば、古いシステムが崩れる時こそ、君たちのような若い世代が新しいルールを作れる時代でもあるのです。

私は年に1回台湾大学進学セミナーを開いていますが、世界に出るのは一つの選択肢でしかありません。

安定を求めて公務員になるという方法もあるかもしれないし、大企業に勤めて十分な給料をもらうという方法もあるかもしれない。お金云々じゃなくて夢を追う生き方が楽しいというのもあるでしょう。自分で事業を起こしてもいい。海外と繋がって日本の中でビジネスをするというのもいいかもしれません。

何せ日本の文化はやはり世界的に誇れるものですから、負担に目を向けるのではなくて、日本のいいところを享受してもいいし、海外の勢いのある地域に移るのもいいでしょう。

そのために今、何をすべきか

そのために今勉強することも大事だろうし、同時にどこでどうやって生きていくかを考え続けることも重要です。

勉強はきちんとしてください。知識があり考える力があるというのは、それだけで武器になることも多いのです。実力はあったほうがいい。実力が何を指すのかはさまざまですが、コミュニケーション能力もそうだし、学力も行動力も共感力もそうだと思います。

今は「これが正解」と決めつけずに、色々なことに興味を持って取り組んでみてほしいのです。その中で自分が何に心が動くのか、何が得意なのか、少しずつわかってきます。それが君たちの「実力」になっていくのです。

僕が年に1回、台湾大学進学セミナーを行っているのは、そういう意味を込めています。選択肢を知ること、可能性を知ること、それが君たちの未来を広げる第一歩になると信じているからです。

実は、Moveを通じて台湾に渡った子はすでに3人います。来年アメリカの大学に進学する予定の子もいたり、台湾進学を検討しながら勉強している子は中学生まで含めると7名います。彼らが本当にどうするのかはまだわかりませんが、それでも多様な選択肢を検討することが大切だと感じています。

まずは今日、自分が興味を持てることを一つ見つけてみてください。それが小さなことでも構いません。君たちの未来は、そんな小さな一歩から始まるのですから。


進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。