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スマホとゲームと成績

 

最近のブログ記事で、皆様から反響が多かったのはこちらの記事。

 

息子に毎週本を買っている宮脇家の習慣をご紹介しました。

 

 

 

 

その際に、SNSで

 

「ゲームについてはどのように考えたらいいいのでしょう?」

 

というご相談をいただきましたので、今日はそれにお答えしますね。

 

 

 

 

以下のデータは、保護者会でもよく引用してきたので、

Moveの保護者の方なら知っている方も多いかもしれませんが、

改めて驚いてください。

 

 

 

 

 

 

 

川島隆太教授の研究

 

東北大学に脳科学研究者、川島隆太先生という方がいらっしゃいます。

 

昔「脳トレ」というゲームで一世を風靡した方です。

 

 

 

この方、仙台の小中高生7万人を追跡調査する特権を持っていらして、その研究成果を定期的に本にして出版しています。

 

僕ら教育関係者にも大変興味深いデータを公開してくれているのです。

 

 

 

その中に

スマホやLINEやゲームと、成績との関係を7年間にわたって大規模に調査した結果があります。

 

この本で紹介されています。

(画像をクリックするとAmazonに飛びます)

 

 

そこには、衝撃的なデータが並んでいました。

 

以下に挙げるのは、スマホ・ゲーム・LINEと、成績との関係です。

※厳密には因果関係を示すものではなくて、相関関係を示すものです。

 

 

 

 

スマホと成績の関係

 

まずは、スマホと成績の相関図。

 (『2時間の学習効果が消える!  やってはいけない脳の習慣』,川島隆太,青春出版社,p.19)

 

 

 

ちょっと分かりづらい図ですので、ご説明します。

 

左が国語の成績、右が算数の成績を表しています。

 

それぞれ3本の折れ線がありますが、

 

1番上が平均して1日2時間以上勉強している生徒のもの。

 

2番目が1日30分から2時間の生徒のもの。

 

1番下が1日30分未満の生徒のもの。

(おそらく0分の子もふくまれています)

 

 

 

 

 

 

 

さて、このデータの何が衝撃的かと申しますと、

 

 

 

 

 

 

たとえ1日2時間以上勉強していても、

 

スマホを3時間や4時間もいじっていたら

 

勉強もしないがスマホもしない子よりも成績は下だということ。

 

 

 

 

 

つまり、

勉強した内容がゲームによって台無しにされ、

勉強しても無駄という状況を作り出しているのです。

 

 

これまで

スマホを長時間さわる子はその分勉強しないから成績が低下すると、

漠然と思われていましたが、

そんなことはありませんでした。

  

 

たとえしっかり勉強をしていても

スマホを長時間いじっている子は

勉強した内容を台無しにし、

プラスマイナスでマイナスになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

ただし、スマホ時間が1時間未満の子はむしろ成績が上がっています。

 

時間管理さえできれば、スマホが即座に悪者ということではなさそうです。

 

 

 

 

ですが、2時間以上スマホをいじっている子は成績が下がり出します。

 

 

結局、

スマホを持っているかどうかではなくて、

自分を律して一定時間内で触るのを止めることができるかどうかと、

そのままダラダラと触り続けるかどうかが

明暗の分かれ道のようです。

 

 

 

 

このデータは仙台市の7万人の小・中学生を対象に7年間も行われています。

 

 

「自分に当てはまるかどうかなんて分からないじゃん!」なんて言う方がおかしいデータです。

 

 

普通に考えれば、そりゃあ、当てはまるでしょう。

 

 

 

 

 

LINE・ゲームの影響

 

スマホの中でもLINEに関するデータは、さらに絶望的な数値を示します。

 

 

 

なんとLINEを1時間でもやっている子は、即座に成績が下がることが示されています。

 

 

 

本の中では、

勉強中も返信が来るかどうかが気になるし、

グループLINEでどんな話題が話されているのかと気になることが

集中力を削ぐからだと記されています。

 

 

これはもちろん、LINEに限らずメッセンジャーアプリ全般に言えるようです。

 

 

 

 

怖いですね。

 

  

怖いし、私自身これを見て困りました。

 

 

だって、日常的に、そして業務の中でもLINEを使っていますから。

 

 

 

子ども達だけではありません。

 

大人も気をつけなくてはいけないところです。

 

 

 

 

 

そして、もう一つのデータ。

 

 

お待ちかねのゲームの時間と成績の関係のデータです。

  

 

これはスマホと同じみたいですね。

 

 

1時間以内で終わらすことができたら成績はむしろ良いが、2時間以上やってしまうと、成績は落ちだす。

 

 

 

 

 

3〜4時間やっている子は、もうどれだけ勉強してもマイナスです。

 

 

「ゲームを4時間やるくらいなら、

勉強もしなくて良いから、

ゲームもしないようにした方がマシ」

 

と言えそうです。

 

 

 

 

 

また、メッセンジャーアプリとゲームが駄目となると、最近よく耳にする通信制のゲームはどうなのでしょう?

 

私はやったことがないので詳しくは知りませんが、大抵ゲームをしながらチャットができますよね。

 

ひょっとすると最悪の組み合わせなのではないかと疑ってしまいます。

 

 

 

 

 

この間、コンビニの前で小学生がゲーム片手に屯(たむろ)しているのを見ましたが、あれは本気で辞めさせた方が良さそうです。

 

 

 

 いずれにせよ、スマホにしろゲームにしろ、1時間で終わらす時間管理が大切です。

 

 

 

このご時世にスマホやゲームを子どもに与えないという選択肢は、どんどんなくなってきました。 

 (それでも我が家ではゲームは与えません)

 

スマホやゲームを与える場合でも、このデータをきちんと見せて、時間管理の大切さを学ばせるのが大事ですね。

 

 

 

 

 

宮脇家では

 

それでは、最後に宮脇家でのゲーム・スマホの取り扱いについてです。

 

今、息子は小学校4年生ですので、スマホはまだ買い与えていません。

中学生になる時に状況を見て判断することになると思います。

 

 

 

ゲーム機は買うつもりがないと明言しています。

 

ただし、「パソコンは買ってあげるから、それを使いこなせ」と伝えています。

(中高生を見ていても、デジタルデバイスを使いこなせない子はかなり多く、そちらの方が心配です。)

 

 

 

とはいえ、現状、

母親のスマホでゲームをすることは認めていて、1日30分までとしています。

 

キッチンタイマーで計っているようなので、

どんなに誤差があっても40分もしていないでしょう。

 

 

これは小学校に入る前からの習慣で、もう5年近く続いています。

 

 

 

 

 

まあ、まだ小学4年生なので、これからはどうなるか分かりません。

 

気がついたらしれっとゲーム機を買っているかもしれませんしね。

 

 

 

この辺りは、我が家も試行錯誤中ですね。

 

 

 

 

以上、どなたかの参考になれば。