学校特色枠配点発表

学校特色枠配点発表

 

3月24日に、ようやくというべきか意外に早くというべきか、

来年度公立高校入試の配点が発表されました。

 

広島市の状況はこちら。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/477506.pdf

 

 

以下の画像はそれをスクショしたものです。

(スマホ等で見づらい場合は拡大したり、上のリンクでご覧ください)

初見の感想

 

じっくりとした考察は今後徐々に行うとして、まずは初見の感想です。

 

普通科の進学校は、

傾斜配点等の違いはあるにせよ、

 

学力検査:調査書:自己表現=400:400:200

 

に揃えてきましたね。

 

多くの方が口を揃えるように、自己表現で差がつかないのであれば、

実質「学力検査:調査書=1:1」の枠を堅持したという見方もできます。

 

まあ、それは大方の予想通りでした。

 

ですが、注目すべきはその割合です。

 

 

例えば、

基町の普通科は学校特色枠は30%しかありません。

 

ということは、

基町高校は入試を

 

【定員の30%】

学力検査400:調査書400:自己表現200

【定員の70%】 

学力検査600:調査書200:自己表現200

 

で実施することになります。

 

「基町高校に来たい生徒は徹底的に学力を高めてこい!」

というメッセージが感じ取れますね。

それでいいと思います。

 

また

学校特色枠の割合が50%でない学力重視の学校を探すと、

舟入30%、皆実30%、安古市40%

 

となっています。

(その中にあって国泰寺高校が50%というのも面白いですね)

 

これらの高校を目指す生徒は、これまでがどうであれ関係なく、自分の実力を高めたら希望の進路への道が開けます。

心してこの1年を過ごしてくださいね。

 

 

 

また一方で、

調査書重視の配点を発表した学校もあります。

 

例えば、

 

観音高校

【定員の40%】 

 

学力検査300:調査書400:自己表現300

 

沼田高校

【定員の50%】 

 

 

学力検査300:調査書500:自己表現200

 

です。

 

 

Moveにとっては、比較的近い沼田高校が強烈なメッセージを放っているのは、見過ごせません。

 

沼田高校は、

 

「中学時代きちんと過ごしてきた生徒にきてほしい」

 

そう言っています。

 

「それは俺(私)のことだ!」という生徒さんは、沼田高校に進学するのがいいかもしれませんね。

 

 

総じて、思った以上にバラエティーに富んだ配点になりました。

(期待していなかった分これでも驚きなのです)

 

スクールポリシー等も発表されるはずですが、あまり差がないとしたら面白くないので、各学校特色ある方針を発表してもらいたいですね。(多分そうならないけど)

 

細かい考察は今後行っています。

 

 


【このブログを書いた人】

(写真はケーブルテレビ入試解答速報出演時のもの・筆者右側)

進学空間Move塾長 宮脇慎也

27歳まで広島大学大学院の博士課程に在籍し、塾業界に飛び込む。2013年に進学進学空間Moveを設立。個別演習×キャリア教育の二本立てで、理想の塾を追求する。妻と小学生の息子との3人暮らし。

趣味は広島発祥のマイナースポーツ・エスキーテニス