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お子さんは、勉強を楽しいと感じていますか?
「楽しい」と即答できる子は、正直それほど多くないかもしれません。でも今日、私自身が学ぶ側になって、久しぶりにその感覚を全身で体感してきました。短い話ですが、どうしても言いたかったことなので、聞いてください。
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
1. 土曜日の塾は、スタッフに任せて
今日は土曜日。テスト対策の授業はスタッフの先生がしっかり担当してくれていたので、私は放送大学のスクーリングに参加してきました。
放送大学は普段、インターネットを通じた学習が中心です。ただ、時々「面接授業」として実験や実習のために、教授の授業を丸一日かけて直接受けなければならない日が設定されています。今日がまさにその日でした。
認定心理士、そしてその先にある公認心理師として、子どもたちの学びや成長と向き合うために必要な学習。そう思いながら、朝から夕方まで講義と実験を受け続けてきました。
2. 「同じ長さのはずなのに」。錯視の実験で、脳の不思議を体感した
今日の実験のひとつが、ミュラーリヤー錯視というものです。
矢羽の向きが違うだけで、同じ長さの線が異なる長さに見える。どこかで見たことがあると思う方も多いかもしれません。この実験では、「錯視が実際にどれほど感覚に影響を与えるか」を数値化しました。
実は、上と下の赤い線はまったく同じ長さです。矢羽の向きが変わるだけで、脳は長さを違うように知覚してしまう。これがミュラーリヤー錯視です。
頭でわかっていても、目がだまされる。知識と知覚のずれを、自分の身体でリアルに感じる体験でした。
心理学の初歩の実験と言われればその通りなのですが、それでも大学の准教授が指導してくれるリアルな場での心理学講義です。私にとっては、久々に触れるアカデミックな世界の講義。いや、本当に充実していました。
90分の授業が4コマ。理解しなければいけないことも、考えなければいけないことも山ほどありました。帰り道、ずっとそのことを考えていました。終わったあとは頭がフラフラでしたよ、正直。でもそれがまた、たまらないのです。
レベルの高い学びは、楽しい。
これが今日、改めて感じたことです。
3. 「なんとなくそう思う」ではなく、科学的に積み重なった話だから面白い
世の中には「なんとなくそう思う」レベルの話があふれています。誰かが勝手に感じたこと、根拠のない持論。それを全否定するわけではありませんが、聞いていても「あなたがそう思っているだけでは?」というツッコミが頭をよぎるのです。
今日聞いてきた話は、違いました。
多くの研究者たちが骨を削って積み重ねてきた、科学的根拠のある知識。「こういう根拠があって、こういうことが言われている」という土台の上に立つ学問は、やはり重みが違います。それをもとに「では自分はどうすればいいか」を考えるのが、本当に楽しいのです。
ちゃんと聞いてきたからには、子どもたちに還元したい。今日で言えば、錯視の話ひとつとっても、人間の知覚がいかに環境に左右されるかを生徒に伝えるきっかけになります。
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4. 難関大学で学べる、奥の深い学問はどの分野でも面白い
そして改めて思うのが、難関大学での学びの奥深さです。
前回のブログで「学歴そのものは本質ではない」という話をしました。その考えは変わりません。でも同時に、レベルの高い大学で学べる、奥の深い学問はどの分野でも面白いだろうと、心から思っています。
塾の先生なんて、世の中にある学問のごく一部にしか触れていないのだということを、改めて思い知りました。研究や探求にその人生を捧げてきた先生方の話は、ただただ面白い。そして、だからこそ頭がフラフラになるほど聞き続けてしまうのです。
今の自分が最も興味を持っている心理学という分野で、改めてそれを実感してきました。
5. この楽しさを、塾の子どもたちにも味わってほしいと思う
だからこそ、塾の子どもたちにも、この感覚を味わってほしいのです。
大学で本物の学問に触れたとき、「ああ、勉強ってこういうことだったのか」と感じてほしい。だからこそ今、学力を高めることに意味があると、私は思っています。
冒頭の問いに戻りましょう。「お子さんは、勉強を楽しいと感じていますか?」その答えを出すために、私も学び続けています。Moveの教室が、レベルの高い学びへの入口になれるよう、これからも。
レベルの高い学びは、楽しい。
この言葉を、子どもたちにぜひ届けていきたいと思います。
進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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