目次

0. はじめに
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
今回は、中学1年生から高校1年生の現在まで3年半通ってくれているTさんへのインタビューをもとに、私たちの指導がお子様にどのような変化をもたらすのか、お話ししたいと思います。
彼女の成長ストーリーは本当にすごくて、まさに私たちが大切にしている「一人ひとりに寄り添う教育」の証明だと思うのです。
Tさんがうちに来てくれたのは、小学校6年生の終わり、中学1年生のタイミングでした。
それまで学研教室でプリント学習をしていたそうですが、「ちょっと簡単すぎるな」と感じて、自主的に学習できるところを探していたそうです。
また、「地元の子供たち・知り合いがいないところがいい」という理由もありました。
小学校の頃に「あんたはできるから、もうあんたわかってるでしょ」という前提で話されることが多くて困った経験があり、「本当に知らないところで頑張りたい」と思ったのだそうです。
1. 3年半で偏差値30台→60台への圧倒的成長実績
まず驚いていただきたいのが、Tさんの偏差値の変遷です。
中学1年生のときに30台後半だった偏差値が、中学3年生では62〜63まで上がったのです。
実に23ポイントもの上昇ですからね。やるでしょう?
実は彼女、小学5年生のときには偏差値が20とか30という時期もあって、「本当に精神的にしんどい感じでした」と振り返っています。
それがここまで伸びたのですから、本当にすごいことです。
でも、私が本当にお伝えしたいのは数字だけじゃないのです。
彼女が数学に苦手意識を持っていたとき、なんと「数学の教科書と一緒に寝る」っていう独創的な取り組みを始めたのです。
「見たくもなかったので、まず視界に入れることから始めた」って言ってました。
そこから教科書1ページ開くとか、自分なりの目標を決めて勉強に取り組んでいったそうです。
この取り組みを夏休みから受験まで続けたTさん。
結果として、彼女は数学を「好きです」って言えるまでになりました。
これって単なる偏差値アップじゃないでしょう?彼女自身の学びへの姿勢そのものが変わったってことです。
本当にすごいと思います。
さらに、高校に入ってからは記録を取るようになったそうです。
「毎日やったことを写真撮って、それをフォルダに入れる」
「帰るときに電車の中で今日やったことを全部自分で頭の中で言えるかをして、わからないとかあったらまたスマホを見て確認する」といった習慣を身につけています。
勉強方法まで自分で工夫するようになったのですね。
2. 受験失敗も成長の糧に変える人間力育成
実は、Tさんは第1志望の高校に不合格でした。
でも、彼女は「2、3時間で開き直った」って語っているのです。
お母さんも驚いたって言ってましたが、一度自分の部屋に行って、2、3時間後には普通にリビングに戻ってきたそうです。
彼女自身は
「受験勉強については、よく頑張ったなって思いました。今回は悔しかったけど、崇徳高校が自分を受け入れてくれているのだと思うと、それは逆に嬉しいことなのだなって感じました」
と語ってくれました。
この前向きな気持ちの切り替えって、本当にすごいと思いませんか?
受験勉強で一番大変だった時期について聞いてみると、「思うように勉強できないときは、何でその高校を選んだのかとか、高校生活の自分の理想を想像しながら勉強していました」と話してくれました。
目標に向かって自分なりに工夫して乗り越えていく力が身についているのですね。
Tさんは「自分は自分」っていう考え方を身につけて、「勉強も自分との結局は勝負っていうので、何だろう、他人に何を言われようが、自分は自分だからいいでしょうみたいな、そういう思考に結構なって、切り替えれた」と語っています。
他人と比較するのじゃなく、自分なりの成長を続けています。
困難な経験を通して、彼女の中に強いメンタルが育っているのがよくわかります。

3. 家族の温かいサポートとその大切さ
長期間お子様を見守っていると、勉強面だけじゃなくて、ご家庭でのサポートの大切さも実感します。
Tさんの場合、受験勉強を通してご両親がしっかりと寄り添ってくださいました。
「話す機会が増えた」「家族みんなで一緒に夜ご飯を食べる時間を大切にした」って語ってくれました。
特に印象的だったのが、受験勉強中にお父様が「自分も資格試験の勉強を頑張るから一緒に頑張ろう」って声をかけてくださったエピソードです。
Tさんは「それはすごい心強かった」って話してくれました。
ご両親からも「よく頑張ったね」「努力を認めてくれて、自分には自信を持って崇徳高校に行くんだよ」って言ってもらえたそうです。
こうした温かいサポートがあってこそ、お子様は安心して挑戦できるのですね。
4. 生涯学習への内発的動機を育む指導
最後にお伝えしたいのが、Tさんの現在の様子です。
高校に進学した今、彼女は「微分積分にハマってる」「広辞苑を全部読みたい」って目を輝かせて語ってくれました。
勉強が「やらされるもの」から「探求したいもの」に変わっているのがよくわかります。
さらに、図書委員に立候補したり、クラス幹事を務めたりと、積極的に学校生活に取り組んでいます。
「初めて自分から委員会に立候補した」って言ってましたが、彼女の中で自主性がどんどん育っているのですね。
難読漢字が好きになったり、世界の経済に興味を持ったりと、どんどん自分の興味を広げています。
「自分の感性を広げていなかったらもったいないなっていうのを思ったので。
自分の可能性を広げた方が新しい経験とか知識も増えて楽しいなっていうのを感じて、いろいろとやってみたいなって思いました」という言葉からも、学びへの前向きな気持ちが伝わってきます。
高校受験を経験して成長したと思うことについて聞いてみると、「自分と、やっぱ高校受験って向き合う時間が特に多くて、自分ってこういうとこが苦手なんだなとか、こういう性格なんだなっていうのが目に見えてわかって」と語っています。
自分自身をよく理解できるようになったからこそ、今の積極的な姿勢につながっているのでしょう。
現在もうちの塾に通い続けてくれている理由を聞いてみると、「自分の学年ではムーブ生の中で自分しか落ちてなかったので、逆に自分がいることで後輩たちに、なんだろう、例えば落ちたとしてもこうやって勉強してるんだよっていう姿を見せたいなって思っている」と話してくれました。
自分の経験を後輩のために活かそうという気持ち、塾側の人間として本当にありがたいと思います。
お子様の可能性って、本当に無限大だと感じます。きっかけ一つで、こんなにも大きく成長できるのですね。
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進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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