目次

1. はじめに:塾選びのポイント
こんにちは、進学空間Moveの宮脇です。
塾選びの日程も決まったことですので、今日は学習塾の選び方についてお話ししようと思います。
学習塾は外から見るとなかなか実情がわかりにくい側面もあるかと思いますので、塾の先生から見た学習塾の選び方をご紹介します。
この話も色々な角度からお話しできるのですが、まずは基本の「き」のお話からしますね。
まず知っておいていただきたいのは、それぞれの塾には得意とする学力層や生徒層が存在するという事実です。
進学空間Moveも例外ではなく、私たちが伸ばしやすい生徒像は確実に存在します。では、どうやって自分に合った塾を見分けるのか。
それは主な指導形態から見ていくことをお勧めします。
大きく分けると、
「集団授業塾」
「個別指導塾」
「個別演習塾」
の3つに分類できます。
実際には複数の指導形態を組み合わせている塾も多いですが、メインとなる指導形態がどれなのかを基準に考えるとよいでしょう。
2. 集団授業塾:中間層に適した伝統的スタイル
集団授業のデメリットを克服する形で生まれたのが、先生1人に対して生徒1〜2人の「個別指導塾」です。
メリットは一人ひとりに合わせた授業を行ってくれる点です。
集団授業のような「置いていかれる」「退屈だ」という問題は比較的少ないでしょう。
しかし、デメリットとしては説明が長くなりがちで、十分な演習時間を確保するのが難しい点があります。
先生が隣について丁寧に説明してくれるパターンですので、説明を聞いた後に実際に練習する時間が取れなくなりがちです。
また、人件費の観点からどうしても授業時間が短くなってしまいますね。
そうすると、せっかく説明してもらった内容も頭に定着しづらくなります。
この形態は、勉強が少し苦手な生徒さんにとって比較的受け入れやすいですが、
ただし、説明を受けてから実力につなげるためには長時間の演習量が必要となるため、自習室の充実度によって伸びる伸びないが大きく左右されると思います。
3. 個別指導塾:苦手科目克服に最適な丁寧な指導
集団授業のデメリットを克服する形で生まれたのが、先生1人に対して生徒1〜2人の「個別指導塾」です。
メリットは一人ひとりに合わせた授業を行ってくれる点です。
集団授業のような「置いていかれる」「退屈だ」という問題は比較的少ないでしょう。
しかし、デメリットとしては説明が長くなりがちで、十分な演習時間を確保するのが難しい点があります。
先生が隣について丁寧に説明してくれるパターンですので、説明を聞いた後に実際に練習する時間が取れなくなりがちです。
また、どうしても人件費の観点から授業時間が短くなります。
そうすると、せっかく説明してもらった内容も頭に定着しづらくなります。
一般的に、この形態は、勉強が少し苦手な生徒さんにとって比較的受け入れやすいでしょう。
ただし、説明を受けてから実力につなげるためには長時間の演習量が必要となるため、自習室の充実度によって伸びる伸びないが大きく左右されると思います。
4. 個別演習塾:上位層向けの自律型学習スタイル
最後に「個別演習塾」ですが、これは個別指導のデメリットを解消する形で広まってきたと考えています。
説明を思い切って最小限にし、とにかくまず自分でやってみるという形です。
何をやるかなどの方針は先生との相談によりますが、基本的には自分でやってみて、理解できていればどんどん先に進み、できないところだけ先生に質問するスタイルです。
メリットは、3つの形態の中で最も説明が少ないので、自分のペースでどんどん先に進め、大量の演習を通じて学習内容を実力に変えていける点です。
また、生徒一人ひとりで学習する内容も異なることができるため、個別指導のように多くの生徒のニーズに応えやすいというメリットもありまs。
とは言え、デメリットとしては説明が最も少ない形態であるため、「まず自分でやってみて」という段階で、そもそも勉強が苦手で全く先に進めない生徒さんにとっては難しい面があります。
これは学力上位の子たちに特に適した指導形態でしょう。
ある程度自分の力で進められることが前提となる学習スタイルなので、その条件をクリアできる生徒さんにとっては最良の形態かと思います。
5. まとめ:自分の学力と性格に合った塾を選ぼう
学習塾を選ぶ際には、ご自身あるいはお子さんの学力レベルが重要な基準となります。
進学空間Moveにとって都合の悪い部分も正直にお話ししましたが、それぞれの学習塾には指導形態によって伸ばしやすい学力層が存在することをご理解いただき、塾選びの参考にしていただければ幸いです。
学力の観点から中学生むけの塾を選ぶ際の第一の基準は以上になります。
ただ、他の観点もありますので、後日お話ししますね。
どうぞ参考にしてください。よろしくお願いします。

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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