目次

1. 広島の教育界が一堂に会する"学校選び・塾選び情報共有会"開催のお知らせ

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
今日のブログは、活動報告と情報共有会です。
今日は、
6月29日(日)と7月6日(土)に行われる「学校選び・塾選び」の
塾長ミーティングに参加してきました。
いつもいいなと思うのが、
個人的に非常に印象深いのは、いわゆる「商売敵」とも言える塾長先生方が一堂に会し、ロの字型に机を囲んで和気あいあいと意見交換する光景です。
写真に写っているのは
奥の左側から反時計回りに
あさひ塾西原教室の岡村先生、
スクールIEの立川先生、
今村塾の今村先生、
こうの塾の河野先生、
濱崎アカデミーの濱崎先生、
完全個別指導塾オールウェイズの樫原先生、
河浜塾パーソナルの渡邉先生、
さくら塾の松田先生、
そして進学空間Moveの私、宮脇です。
さらに当日は、博桜会や長井ゼミハンスの先生方も参加される予定です。
特に6月29日は「学校選び」も兼ねており、10校以上の私学・公立問わず関係者が参加して、保護者や生徒の皆様からの質問にも丁寧にお答えする予定ですので、ぜひご参加ください。
2. 広島の教育界における最新トピック:私学無償化と入試制度
さて、このような塾長先生方が集まる機会では、広島の教育界における最新情報の交換や現状分析が活発に行われます。
今回のミーティングでは、比治山高校の共学化について話し合われたほか、私学の無償化が大きな話題となりました。
さらに、文部科学省の新方針として注目されているのが「公立高校入試の併願化」です。
現在、内閣文部科学省が検討しているのは、広島市内の公立高校を複数併願できる方向で議論が進んでいるとのこと。
例えば広島国泰寺高校、広島市立基町高校、広島市立安古市高校などを一度に出願できるようになり、成績によって合格校が決まる仕組みが検討されているようです。
これは広島のみならず全国の高校入試制度において非常に大きな変革といえるでしょう。
3. 公立高校併願制度の導入見込みと今後の展望
併願制度が導入されれば、現在の「公立高校に合格できなければ私立高校へ」という流れに大きな変化が生じる可能性があります。
私学がよほど革新的な変化を行うことができなければ、無償化があろうとも、成績上位生は公立高校へ流れ、そうでない生徒が私立高校に集まるという二極化も予想されます。
例えば、基町高校に合格できなかった場合、これまでは崇徳高校や城北、安田女子高校へという流れができていたのですが、併願制ではそうではなく、広島国泰寺高校や安古市高校といった進学実績のある公立高校を選択できるようになります。
そうなると、私の肌感覚では偏差値50前後の高校に受からなければ私学へという流れになるように予想されます。
私立高校ももちろん素晴らしい教育を提供していますが、進学実績の面では基町高校や広島国泰寺高校との差がある現状において、この併願制度は多くの受験生に影響を与えるでしょう。
それに対して、私学側があと数年のうちにどのように変化するかということが焦点になるように思います。
なお、導入時期については、早ければ2年後、遅くとも3年後という予測が一般的です。
つまり、現在の小学5〜6年生が高校受験を迎える頃には、この新制度が始まっている可能性が高いといえます。
ただし、文部科学省が方針を示しても、最終的な採択決定権は各地域の教育委員会にあるため、広島でどのように導入されるかは今後の展開を注視する必要があります。
場合によっては、導入されないという可能性もまだあります。
結局、まだ何も決まっていないに等しいわけですが、教育界の大きな転換期を迎えようとしていることは間違いありません。
今年度の入試日程など最新情報を含め、6月29日の「学校選び・塾選び情報共有会」でさらに詳しい情報をお届けする予定ですので、ぜひご参加ください。

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
コメントをお書きください