広島県公立高校入試改革を追う①

 

さあ。

 

 

突然始まったシリーズもの企画です!

 

 

その名も

 

「広島県公立高校入試改革を追う」!

 

 

 

 

 

流石に合宿の話ばかりもできませんからね。

 

 

3年後にやってくる入試の構造を少しでもわかりやすく解説して、

充実した中学校生活に役立ててもらおうという企画です。

 

 

 

もちろんこの話は一回ではとても終わりません。

 

 

何回になるかは、書き上げてみないと分からない。

そんな企画ものをスタートさせてしまいました。

 

 

こうやって

ブログにコツコツと書き記しながら、

ある程度まとまったところで、

HPに新たに特集ページにまとめるか、

場合によってはkidle本として出版してもいいかも

(その場合はほぼ無料ないし、100円くらいのお値段ですね)

 

 

何れにせよ、

2020年度現在で中1以下の生徒が臨む

令和5年度入試から適用される予定の高校入試改革。

 

 

 

現段階では不透明なことも多いのですが、分かっている限りでご紹介していきましょう。

 

 

ちなみに、私はこの改革にかなり好意的です。

 

批判的な論調はほとんど出てこないと思ってくださいね。

 

 

 

 

入試のあり方にコンセプトが存在する

 

まず第一に興味深いのは、

今回の入試制度の変革にコンセプトが存在するということ。

 

 

しかも、そのコンセプトがなかなか面白い。

 

 

いかがでしょう?

 

 

「自己を認識し 

 自分の人生を選択し 

 表現することができる力」

 

 

 

入試のコンセプトとはとても思えませんね。

 

「学力」の「が」の字も入っていません。

 

何らかの人生訓のようでもあります。

 

 

 

しかも、このコンセプトにしっかり沿った改革となっており、

新しい時代の到来を感じさせます。

 

その辺りの解説はおいおいとしていきますね。

 

 

では、実際の改革内容を一つ一つ見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

衝撃の選抜Ⅰ(推薦入試)廃止

 

従来の公立高校入試では、

 

選抜Ⅰ(推薦入試)

選抜Ⅱ(一般入試)

選抜Ⅲ(定員に満たなかった高校のための補充入試)

 

の3段階で行われていました。

 

 

しかし、

今回の改革では従来の選抜Ⅰに当たる推薦入試を廃止。

 

 

「一次選抜」と「二次選抜」の2回のみです。

 

 

 

二次選抜は、従来の選抜Ⅲ(補充入試)の役割を担うので、

実質、全員が「一次選抜」の一発勝負に臨むことになりそうです。

 

 

 

これは勇気がいる改革です。

 

ここだけは正直、

愛知県のような、

2つの高校が受けられる複合選抜方式でも

良かったような気がします。

 

 

 

この改革の理由は、

従来の高校入試だと選抜Ⅰ〜Ⅲまで

およそ1ヶ月半かかり生徒の負担が大きいから、

と聞いたことがありますが、

まあ、あまり理由にはなっていませんね。笑

 

 

 

 

しかも、

この一発勝負の怖さは、配点を見ると増大します。

 

 

 

 

基本の配点はこれだ!

 

県教育委員会が定員の50%に必ず適用するように定めている基本配点はこれです!

 

 

学力テスト:内申点:自己表現=6:2:2

 

 

 

 

わあ。

 

すごい配点。

 

 

 

学力テストとは、いわゆる入試の学力検査の得点のことで、

これが入試の得点全体の6割を占めます。

 

これだけあれば、内申点の有利・不利は結構ひっくり返るでしょうね。

 

 

 

 

自己表現とは何か?

 

内申点の学年ごとの比率が

中1:中2:中3=1:1:3?

 

 

と、気になるところは多々ありますが、

とにもかくにも、

あんなに内申点命の配点を押し通していた広島県が、

学力テスト一発で全てがひっくり返る制度を基本に据えたのは、

本当に評価に値します。

 

 

 

 

ただ誤解しないでください。

 

 

 

 

 

この基本配点は、定員の50%が義務付けられているだけで、

残りの50%は各学校が定める配点で決定されます。

 

 

その辺りはまた次回にしますね。

 

 

 

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