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マルチステージの時代がやってきた

2021年毎日ブログ再開します

 

明けましておめでとうございます。

いよいよ2021年がスタートしました。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

今年は新しい挑戦の年になりそうです。

塾を中心にやりたいこと、やるべきこと、たくさんあります。

 

そこで、ついつい中断してしまったこの毎日ブログをリニューアルして再開します。

 

これまでなるべく学習塾に即したことのみを発信してきましたが、僕がやっていることはもう少し広い。

塾以外の活動についても、ここでお話していければと思っています。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

この年末、一冊の本を読んでいました

 

さて、この年末は冬期講習のかたわら、一冊の本を読んでいました。

 

2016年に刊行された本ですが、4年間もこの本をスルーしたことを後悔しました。

 

長年感じていた違和感が、一気に氷解した気分です。

子どもたちに伝えきれていなかった部分が言語化されました。

 

これまでに皆様も聞いたことがあるでしょう。

 

昔ほど学歴は意味がなくなった、という言説を。

そんなことより生きる力の方が大事、とかいう意見です。

 

一方で、

そうは言っても今でも学歴社会は続いているのだから、学歴はあった方がいい。

子どもの幸せのために、勉強させ、学歴を身につけさせるのが親の務めだ、とか。

 

僕はどちらかと言うと前者の立場をとりがちなのですが、学歴に意味がないと吠えるのも視野が狭い。

学歴はともかく、学力は必要だろうと考えていた人間です。

 

ただ、自分自身の実感としても、大学入試や就職をゴールにしてはいけない。

ましてや高校入試が人生の目標とか、意味分からん。

学力はあった方がいいけれど、それを使ってどう生きていくかの方が大事。

 

そうしたことを子どもに伝えてきました。

 

しかし、自分が考えていることが間違っているとは思わないけど、その一方で、学歴信奉者が相変わらず多いことが不思議でした。

なんで減っていかないの?

 

それはきっと、その人たちとしては、それが正しいシチュエーションにいるからで、この両者の乖離は一体なんだろう?と、その部分がイマイチ分かっていませんでした。

 

いや、実は、その回答に近いことはこれまでも何度も子供達に伝えてきたのですが、僕自身その重大さに気がついていなかった。

言語化って大事。

 

そんな時に、この「LIFE SHIFT」という本が、その回答を示してくれたのです。

 

 

 

マルチステージの人生がやってきた

 

この本が教えてくれたこと。

 

それは、「寿命がのびている」という事実。

今20歳の人は、その半分以上の人が100歳を超える年齢まで生きるだろうということ。

 

2016年に生まれた子供は、50%以上の確率で105歳まで生きるという推測まであります。

 

100歳以上ですよ。

今の子ども達は、1世紀以上生きていく可能性の方が高いのです。

 

びっくりですよね。

 

僕が見過ごしていたのは、ここの部分です。

せいぜい90歳くらいだろうと漠然と思っていたのですが、なんとすでに100歳を超えるのが当たり前の未来が予測されていたとは。

 

 

そうすると、彼らは70代や80代も働いている可能性の方が高いのです。

場合によったら、90代でも元気に働いているかもしれません。

(今でも政府は75歳までの雇用を推奨していますね)

 

すると、どういうことが起きるのか?

 

 

これまでの3ステージ制のライフデザインはもはや通用しない。

 

「教育」→「就業」→「老後」

 

のような単純なライフデザインではなく、

就業期が複数存在し、

 

「教育」→「就業①」→「就業②」→「就業③」→「老後」

 

というように、転職や場所を変えることが前提のライフデザインにならざるを得ない。

60年や70年も「就業期」があるのに、一つの場所で同じステージにとどまり続けると想定する方が無理があります。

そういえば、僕が子どもの頃は50歳くらいで定年を迎える人もいましたね。

30年弱働くだけなら3ステージ制が自然でしょう。

 

そうやって考えると、今の10代は最初からステージが変わることを前提としたライフデザインを描く方が自然です。

 

要するに、最初に就職した会社から転職することなんていくらでもあり、それを前提にした人生観が必要だということです。

もはや、僕ら子育て世代とは、人生の前提条件が違うのです。

 

 

そして、今現在の世の中は「3ステージ制の人生からマルチステージ制の人生への移行期」だと考えられます。

 

つまり、3ステージ制のライフデザインを描いて一つの会社で勤続している人と、マルチステージ制のライフデザインを描きすでに転職やステージ変更を経験した人が混在している時代です。

 

3ステージ制で動いている人にとっては、学歴は大変重要です。

だって、「教育」期の成果で「就業」期の場所が「老後」まで固定されるのですから。

 

あるいは、マルチステージの「就業期①」を過ごしている人も、学歴が状況を大きく左右しているかもしれません。

「教育」期の成果で就職場所を決めた人がほとんどでしょうからね。

 

ただ「就業期②」の人にとっては、それほど学歴は重要でないかもしれませんね。

少なくとも直接的にキャリアを規定するものではない。

 

「就業期③」の人にとっては、もはや学歴より、それを含め自分がどういうキャリアを形成してきたかの方が大切でしょう。

その組み合わせによっては、藤原一博さんの言う「100万分の1というレアリティーの高い人材」になっているかもしれません。

 

 

何れにせよ、今の子どもたちにとってのライフデザインは、親世代よりも柔軟で、複雑化したものになりそうです。

少なくとも、統一的な物差しは意味をなさない。

 

 

学歴が大切なライフデザインもあるでしょうし、それがなくても、キャリアの描き方によって補う方法もいくらでも出てくるでしょう。

 

 

うん、これで矛盾なく説明ができます。

本当、言語化って大事。

 

 

 

世代間のライフデザイン観のギャップ

 

そうやって考えていくと、今現在、親子でのライフデザイン観にギャップが生まれてくることも必然です。

 

60歳くらいで「老後」を迎える世代と、85歳になって「老後」となる世代。

就業期が単一のものと考えるか、複数あることを前提にするか。

 

そりゃ、話も噛み合わないわな。

 

 

 

おっと。

 

ちょっと長くなりました。

 

この話はまた記事を改めて。

 

 

「毎日ブログ2021」。

なるべく率直なところを書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    茂木 (土曜日, 02 1月 2021 20:16)

    先生、知らない内に変化は訪れるんですねー。その事を知る知らないでは、全く変わりますよね。

  • #2

    宮脇 (日曜日, 03 1月 2021 11:47)

    茂木さん
    本当にそうです。時代はどんどん変わっていってますので、数十年前の価値観を見直していかないと、未来につながらないですよね。