生徒インタビュー:7年間通う高校3年生

目次

1. 小学6年生からの出発 〜偏差値59からの挑戦〜

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

小学生のうちから塾に通わせることに、不安を感じていませんか?

「早すぎるのでは」「本当に効果があるのだろうか」と悩まれる保護者の方も多いでしょう。

 

今回インタビューさせてもらったNさんは、小学6年生から高校3年生まで7年間継続して学び、偏差値を59から69へと着実に伸ばした生徒さんです。

しかも驚くべきことに、単なる成績向上だけでなく「自分で考えて行動できる力」や「継続する習慣」まで身につけました。現在国泰寺高校の3年生で、工学部を目指している彼女の成長ストーリーをお聞きください。

Nさんがうちに来てくれたきっかけは、実はお母さんの一言でした。習字をやめるタイミングで「何か習い事をやめるのなら塾に行ったら」と言われたそうです。面白いことに、最初は他の塾の体験にも行かれたのですが、結局うちを選んでくれた理由を聞いてみると、「面談を受けたときに、国語力のテキストを見せてもらって、こういうことやってるのですよと。なんか難しそうだし、なんか鍛えてもらえるのではないかと思った」と話してくれました。

これはすごいことですよね。難しそうだから鍛えてもらえそうと思ってくれたのです。お母さんの教育に対する姿勢が素晴らしいなと思いました。

入塾したときのNさんの偏差値は5教科合計で59でした。さて、ここから7年間でどのような成長を見せてくれたのか、お話していきますね。

2. 着実な成長と国泰寺高校での充実した日々

7年間で一番変わったことは何かと聞いたところ、Nさんは迷わず「偏差値」と答えてくれました。

小学6年生のときに59だった偏差値が、中学3年生で最高69まで上がったのです。

10ポイントアップですよ。これは本当にすごいことです。

 

「確実に頭良くなった気がしますか?」と聞いたら、「確実に」と即答でした。

特に印象的だったのが、「長時間勉強に対するその苦しさがやっぱ最初に比べてかなり慣れてきて、何か苦痛さはなくなってきた」と言ってくれたことでした。これは本当に大きな変化だと思います。

高校受験では面白いエピソードがあります。

実は最初、基町高校を第一志望にしていたのです。でも最終的に国泰寺高校に進学しました。

合格発表のときがドラマチックで、普通科に自分の番号がなくて「落ちた」と思ったら、理数科に合格していたのです。お母さんとLINEしながら「私はもういないのだけど」「ちょっと待って、理数を見てみて」というやり取りがあって、「これはどういう判定なの」と複雑な気持ちだったそうです。

国泰寺高校の生活はどうかと聞いたところ、「意外と自由度がある」と言っていました。

入学前は「堅苦しい学校だと思っていた」そうですが、実際は細かい校則もなくて、「国泰寺高校の生徒だったらどういう服装や身なりがふさわしいかはわかりますよね」という感じで生徒に委ねられているのだそうです。

これはいい学校ですよね。

3. 自立した学習者への成長 〜考える力と継続する力〜

Nさんの成長で本当に素晴らしいと思うのは、自分で学ぶ力がついたことです。

中学時代は「与えられた教材をどのくらい勉強するか」という段階だったのが、高校に入ってからは「まず自分でどの教材、自分のそのレベルに合わせて教材を選ばなくてはいけない」ようになって、「ただがむしゃらにやるのではなくて、勉強のツールとか時間配分がやっぱ、自分で考えて行動できるようになった」と話してくれました。

これは本当にすごいことですよ。

私たちが目指している「自立した学習者」の姿そのものではないでしょうか。

継続することの大切さも身についています。

「毎日来ていたら毎日机に向かう時間がある。という生活をしていると、やっぱ1日でも家に帰っていないみたいな日があると、やっぱり不安感を感じる」と言ってくれました。

学習習慣が完全に身についているのですね。

英語については、私の指導で「感覚的にこういう文章、こう訳するとかではなくて、これが前置詞でとか、SVOで何文型でみたいな、だからこういう訳し方になるみたいな、その文法的にやっぱスラッシュ引いたりとか。

分析できるようになった」と言ってくれました。

今でも高校の英語で役に立っているそうで、基礎をしっかりやることの大切さを改めて感じますね。

価値観の面でも成長が見られます。

私がよく話している「受験は通過点に過ぎない」という考え方を理解してくれて、「一つの受験を重いものとして捉えすぎないようにはなった」と話してくれました。

また、私が時々する時事的な話を聞いていることで「そこら辺の人よりかは政治に対する関心とかだったり、勉強以外の関心事も多少は向いているのではないかな」と感じてくれているのも嬉しいですね。

4. 後輩たちへのメッセージと将来への想い

Nさんから後輩たちへのアドバイスが本当に心に響きます。

第一志望合格を目指す後輩には「何か不安があるのだったら、悔いがなくなるくらいやったら」と言ってくれました。

受験で一番大変だった時期について「やりまくるしかない」と答えたNさんらしい、力強いメッセージですよね。

 

長期間うちに通うことを検討している人には「自分のモチベーションとペースを大事にしていたら、その期間通えるのではないかな」とアドバイスしてくれました。

「自分はこれ以上勉強するのがしんどいと思うけれど、でも、その高校の友達がやっているからとか、自分にとってしんどすぎる時間数とか、教材とか使うのでやるよりかは、自分はここまでなら絶対的に頑張れるから、それを続けていこう」という考え方。

これは本当に成熟していますよね。

 

将来については、現在も真剣に悩んでいるそうです。

舞台を彩る仕事(照明や音響)に興味があったり、建築にも関心があったり。

「水族館のデザインとかできたらかっこ良くない」なんて夢も語ってくれました。

私が「隈研吾並みに有名にならんと」と言ったら「無理」と言っていましたが、楽しそうでした。

将来の目標は「平和に暮らしたい。そのとき旬の食べ物が食べれるくらい稼ぎたい」という、なんともNさんらしい素敵な目標です。

 

最後に私への一言として「広島大学に受かったら、雇ってください」と言ってくれました。

もちろん「受かったらいいよ」と答えましたが、彼女なら本当に実現してくれそうな気がしています。

 

7年間という長い期間、Nさんの成長を見守ることができて、本当に幸せです。

これからも彼女の挑戦を心から応援していきたいと思います。

そして、このブログを読んでくださっているお母さんたちにも、長期間の継続がどれほど子どもたちの成長につながるかを感じていただけたら嬉しいですね。

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進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。