インタビュー記事4-1:偏差値40台から76へ!長期継続で掴んだ成長の秘訣

目次

1. 友達の誘いから始まった学習の旅

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

今日は、小学6年生からMoveに通い続けて広島大学附属高校に合格したOくんにインタビューしました。

彼の成長物語を聞いていて、本当に感動したのでぜひお伝えしたいと思います。

Oくんのインタビューから3回にわたって、記事をお届けします。

 

今回は第1回目として、彼の長期継続による成長の秘訣についてお話しします。

実は彼、中学時代に国語の偏差値が40台で「塾をやめる」と悩んだことがあるのです。

ところがそこでふんばって、最終的には偏差値76まで到達し、見事に附属高校に合格を果たしました。

 

「Moveに入ったきっかけは何だったの?」と聞いてみると、「仲の良い友達がMoveに入ってて、それでちょっと行ってみようかなと思って」と答えてくれました。

本当にシンプルな理由だったのですね。

 

興味深かったのは、以前通っていた一斉授業の塾との違いについて話してくれたことです。

「最初結構なんか戸惑ったりしたんですけど、徐々に結構自分に合ってきて」と振り返っていました。

小学生の頃は特別ガッツリ勉強していたわけではなく、「普通に授業を真面目に聞いて宿題やって」という程度だったそうです。ただ、「自分が好きなことを調べて自主学習したり」していたのが印象的でした。

2. 「塾をやめる」と悩んだ中学時代

インタビューで一番印象に残ったのは、中学1年生時代の苦労話でした。

Oくんは率直に語ってくれました。

「中学校の最初辺りは国語がめっちゃ苦手で、模試とかもめっちゃ点数悪かったんです」と。

私も覚えています。

あの頃は本当に大変でした。

国語だけ偏差値40台で、総合でも56、57程度。

「塾をやめる」かどうか悩みました。

でも、Oくんは決してあきらめませんでした。

「どうやって乗り越えたの?」と聞くと、「もう全部コツコツやっていって、最終的にここまで持ち上げることができました」と答えてくれました。

その結果、最高で偏差値76まで到達したのです。

聞いていて本当に嬉しくなりました。

保護者の方も、一時的な成績の落ち込みに一喜一憂せず、長期的な成長を信じることが重要だと感じます。

Oくんの変化を見ていると、それがよくわかります。

3. 「やらされる勉強」から「好きな勉強」へ

インタビューで特に興味深かったのは、勉強に対する意識の変化でした。

「小学校の頃は結構強制的にやらされる感じっていう何か勝手にそういう考えを持ってたんですけど」と正直に話してくれました。

でも中学になって変わったのです。

「やっぱりより勉強に割く時間が多くなっていく中で、そういうのって自分が好きじゃないとできないから」と気づいたそうです。

そして「徐々に勉強が、強制的にやらされるものじゃなくて、なんか好きで、だんだん好きになっていく」ようになったのです。

この変化を聞いていて、私は改めて思いました。

勉強を好きになった子から、成績は上がっていく。

そのときのポイントは、自分でやるかどうかだ、と。

ご家庭でも、お子さんが勉強を「やらされている」と感じないような声かけを心がけていただけたらと思います。

4. 継続の秘訣は「仲間」と「環境」

「小学生から高校受験まで、勉強を続けてこられた理由は何だと思う?」という質問に対するOくんの答えが印象的でした。

「Moveっていう環境で、友達と結構ずっと密接に何か関わって勉強してきたから、そういう刺激が一番大きかったと思います」

実際にMoveでは、他学年の生徒たちと一緒に勉強する環境があります。

Oくんは具体的に教えてくれました。

「隣で自分が尊敬してるような先輩とか、レベル高い高校に行ってる人とかが隣にいたら、なんか自然となんか自分も何かやる気が出てくる」と。

この環境が彼のモチベーションを支え続けたのですね。

私たちが大切にしている「他学年との学習環境」の効果を、Oくん自身が実感してくれていることがとても嬉しかったです。

さらに、個別演習について聞いてみると、「自分で全部計画立てて、時間を割り振って、全部自分でやるんで」と答えてくれました。

そして「やっぱ高校受験だけじゃなくて、これからの大学受験とかそういうのにも生きてくると思う」と将来を見据えた発言もしてくれました。

5. 根本を理解することの大切さ

「Moveの指導で特に印象に残ってることは?」という質問に対して、Oくんはこう答えてくれました。

「なんで円の面積がπr²とかそういう、何か学校であんまり詳しく教えてくれないような何かその根本的なところを教えてくれるから、そういうところがやっぱ応用力にも繋がってる」

この答えを聞いて、私は改めて思いました。

表面的な知識の詰め込みではなく、「なぜそうなるのか」という根本を理解することで、難しい問題にも対応できる力が育つのです。

Oくんの成長は、まさにこの根本理解の積み重ねの結果だったのでしょう。

インタビューの最後に、Oくんが「宮脇先生のおかげで今、人生がとても楽しいです」と言ってくれました。

長年見てきた生徒からそんな言葉をもらえて、本当に嬉しかったです。

長期間にわたる学習継続。

それは決して楽な道のりではありません。

でも、適切な環境と仲間、そして根本を大切にする指導があれば、どんな生徒でも必ず成長できるのです。

お母さんお父さんには、お子さんの「好き」を大切にする環境づくりをお願いしたいのです。

Oくんの物語は、それを証明してくれる素晴らしい事例だと思います。


進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。