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子に迷惑な親御さんの思い

長年塾の先生をやっていると、

子どものやる気がなくなるパターンというものに気がつくことがあります。

 

 

特にある一定の親子関係において生じるのが目立ちます。

 

 

 

その典型的なものが、

 

 

親御さんが自身の学歴にコンプレックスを抱いており、

自分の人生をどこか後悔していて、

子どもにはそんな思いをさせたくないと

子どもに無理やり勉強させようとする

 

そういう状況です。

 

 

こうやって文字にすると、

「そんな状況本当にあるの?」と思う人も多いと思いますが、

塾の先生として親子関係に注目していると、

結構な頻度で出会います。

 

 

はっきりと申し上げて、やめた方がいいでしょう。

 

 

 

 

多くの場合、子どもが途中で息切れします。

 

 

「お父さんやお母さんみたいな苦労をお前にして欲しくないんだ」

 

という思いは、紛れもなく子を思う親心から出てきているものだと理解しますが、

子どもからすればいい迷惑です。

 

 

「勉強しないと苦労をするから勉強はしないといけない。

お父さんやお母さんはその大切さに気がつかず、後悔している。

だから、お前には早くから知っておいてほしい」

 

 

こんな親御さんの言い分は、

子どもからすれば、

 

「自分たちがやっていないことを私に無理やりさせるんんだ」

 

と思うだけです。

 

そして、

勉強そのものの価値に注目できないまま、

「勉強はしないと大変なことになるもの」という

負のイメージだけを植え付けられてしまうのです。

 

 

そんな負の感情から勉強しようとするモチベーションのあり方を、「フィア(恐れ)ベースのモチベーション」と言います。

 

 

モチベーションのあり方としてはかなり強力なのですが、欠点は途中で息切れしやすいのです。

 

 

 

一体何年間子どもを脅し続けるつもりですか?

 

 

小学校4年生からだとすれば、大学入試までの9年間子どもを脅し続けることになるのです。

 

そりゃあ、途中で無理が出ます。

 

 

 

やめておきましょう。

 

 

 

勉強ができるメンタリティというのはそういうものではありません。

 

 

勉強そのものが楽しい。

 

勉強ができると、こんなことをできるようになる(かもしれない。)

 

勉強が分かるようになると、こんな面白いことに気がついた(かもしれない)。

 

 

 

そんな、勉強やそれに付随する何かが好きだという感情に基づくものです。

 

これを「ラブベースのモチベーション」と呼びます。

 

 

ラブベースのモチベーションは、長続きしやすく効果も出やすいです。

 

そして、何よりやっていて本人が楽しい。

 

 

 

成績が急上昇する時とは、「勉強が楽しい」と本人が気づいた時ですよ。

 

 

ぜひ勉強の楽しさをお子さんに伝えてあげてください。