「うちの子、塾に行っているのに、なんだかやる気が続かなくて…」 そんなお悩みを耳にすることがあります。勉強の内容よりも先に、場の雰囲気が子どものやる気を左右しているとしたら、どうでしょうか?
今日は最近学んでいる心理学の講義で出会ったある理論をきっかけに、Moveが空間づくりにこだわっている理由をお話しします。
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。ゴールデンウィークですので、大学の授業から学んだ内容からブログを書いてみますね。
放送大学で心理学を学んでいる私なのですが、最近の講義でとても印象に残った概念があります。せっかくなので、ブログでも皆さんと共有したくなりました。少し学術的な言葉が出てくるかもしれませんが、なるべく分かりやすくお話ししますね。
感情は"うつる"──心理学から学んだこと
感情人格心理学という講義の中で、こんな概念が出てきました。感情の「ポジティブフィードバックループ」です。
これを聞いたとき、正直ちょっと驚きました。「ポジティブ」という言葉が使われているのですが、「良い感情」という意味ではなく、「同じ方向に増幅していく」という意味なのです。つまり、感情は人から人へと伝わり、ぐるぐると循環していく──そういう効果のことを指しています。
例えば、集団の中に一人、すごく楽しそうにしている人がいたとしましょう。その表情や雰囲気は、まず隣の人に伝わります。次に、その様子を見た別の人も何だか楽しくなってくる。そして最初の人は周りがどんどん楽しそうになっていくのを見て、さらに楽しくなっていく──。
なんだか不思議ですよね? 感情って、言葉がなくても伝わるものなのです。もちろんこれは、怒りや悲しみといったネガティブな感情でも同様に起き得ます。「場の空気」という言葉がありますが、あれは決して気のせいではなかったのですね。
なぜMoveは仕切りを入れないのか
この理論を聞いたとき、「ほら、やっぱりね」と思いました。
Moveはずっと、塾内の一体感を大切にしてきました。個別演習という形式を採用しているので、一見すると「個別でばらばらに勉強する場所」に見えるかもしれません。でも実は、例えば机と机の間に仕切りを入れていないのです。
個別指導塾でよく見られる、ひとりひとりを区切るパーテーション。集中力という観点では有効に思えますよね。ところが、ポジティブフィードバックループの観点から考えると、仕切りを入れた瞬間に「感情の伝播」が遮断されてしまいます。
隣の生徒が一生懸命に問題と格闘している様子、分からなかった問題が解けたときのあの表情の変化──そういうものが自然と目に入ることで、「自分も頑張ろう」という気持ちが生まれてくる。それが塾としての大切な力のひとつだと、私は思っています。
実は、仕切りを置かないことにも、ちゃんと理由があるのです。コスト削減でもデザインの問題でもなく、ポジティブフィードバックループを空間の中に埋め込むための、ちゃんと意味のある工夫なのです。
画像では日本史となっていますが、日本史は放送大学で学んでいません。
前向きな雰囲気をつくる、私たちの役割
では、そのポジティブフィードバックを生み出すためには何が必要か。
一番大切なのは、講師である私たちが勉強に前向きであることだと思っています。生徒に「勉強って楽しいよ」と言葉で伝えるだけでなく、実際に学ぶことを楽しんでいる姿勢そのものが、教室の空気をつくっていく。
例えば、こうやって塾長である私自ら、放送大学で心理学を学んでいます。賛否があるかもしれません。でも、塾長でも嬉々として新しい学問に向き合っている姿を見せることが大切だと思っているのです。感情は言葉より先に伝わりますから。
だからこそ、もうひとつお伝えしたいことがあります。そうしてMoveの歴史の中で育ってきた前向きな生徒たちの存在そのものが、教室のポジティブフィードバックをさらに強化してくれるのが、Moveの強み。勉強に真剣に向き合う仲間の中に身を置いていれば、自然と自分もその空気に引っ張られていく。
今は前向きじゃなくてもいい。この流れの中に入ることで、自然と変わっていく。それがMoveという場の力です。
この流れに、飛び込んできてほしい
心理学を学び直している中で、改めて確信することがあります。人は環境の生き物だ、ということです。どんな感情の中に身を置くかが、その人の在り方に大きく影響する。
Moveは塾として、勉強に前向きな感情が循環する場をつくり続けていきたいと思っています。そして、その流れの中にぜひ皆さんに飛び込んできてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
勉強がちょっと楽しくなってくる。それって、案外、周りの空気から始まるものだと思いませんか?
その小さな一歩が、大きな流れになっていく。Moveはそう信じています。
ご相談を随時受け付けています
「今の勉強法でいいのか不安」「もっと主体的に勉強に取り組んでほしい」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度教室へお越しください。
現状の成績や学習習慣を分析し、お子様の可能性を伸ばすための最適な一歩をご提案します。
無理な勧誘は一切いたしません。まずは親御さんだけでも、お気軽にお話を聞かせてください。
進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。


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