目次

1. はじめに
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
今日は勉強において、そして勉強に限らず様々な場面で議論される「量と質、どちらが大事なのか」というテーマについてお話ししたいと思います。
この考え方に基づいて私たちの授業も設定されていますので、塾生の皆さんや保護者の方々にも、こうした考えで運営しているのだということをご理解いただけたらと思います。
2. 量と質、両方が必要だが優先順位がある
結論から申し上げると、量と質どちらも大事というのが大前提です。これは間違いありません。
例えば、大学入試直前に難関大学を目指そうという生徒が、毎日1時間の勉強でいいのかという話になりますよね。
どんなに質の高い勉強をしていても、正直それでは到達できない世界があるわけです。
どの世界においても、量と質両方が求められるのがトップレベルの世界だと考えています。
そんなことを言ったら当たり前と言えば当たり前になってしまうのですが、では勉強のし始めや何かのスタート時点で、量と質のどちらを大切にしたらいいのでしょうか。

3. 初心者こそ「量」から始めるべき理由
この場合、私の考えとしてはやはり「量」です。
なぜかと言うと、いきなり初学者の段階で、初心者の段階で質を求めるのは無理があると考えているからです。
「量は質に転化する」という格言もあるくらいです。
要するに、とにかく量をこなしていったら、だんだんだんだんと質が上がってくるということなのです。
逆に言うと、量をこなさないと質は高まらないということでもあります。
ですので、量から攻めていくのが理にかなっているだろうと考えています。
量より質だと考える人の多くは、「量ばかりやっていたら質が落ちる」という考え方なのだろうと思います。
例えば勉強だったら、ダラダラダラダラやっているのかやっていないのかわからないような、そういう中途半端な状況でただ時間だけが過ぎていく。
これをどれだけ重ねても意味がないよね、という考え方だと思うのですが、もちろんそれはその通りです。
4. メリハリのある学習が量と質を両立させる
ダラダラダラダラ勉強しているのかしていないのかという状況は、もう量とか質とかの以前の問題で、勉強していない状態ですので論外ですね。
ですので、そういう状態にならないように気をつけながら、メリハリをつけながら、しっかり量を確保していく。
本当に質が高まっているかどうかなんかは、到達してみないとわからないところです。
ただし、ここで大切なのは、体調が悪いとか気分がすぐれないという理由で、最低限の質が確保できない時は、量も追い求めるべきではないということです。
休む時は休む。
遊ぶ時は遊ぶ。
そして、勉強する時はしっかり勉強し、量も確保する。というようなメリハリのついた生活を心がけることで、まずは量、そして最終的には質を求めるべきなのだろうと考えています。
ちゃんとやるぞと考えていても、やっぱり無駄があったり、方法がうまくなかったりということはよくある話なので、そこをしっかりと考えながら、まず量を重ねていく。
そして質を高めていくというのが、何事も手順なのかなと考えています。
Moveの個別演習指導は、いつ来てもいい、そして時間制限がない形で運営されていますが、根底にはこのような考え方があるのです。
いきなり質を追い求めても無理があるという考え方で運営されているのですが、皆様はいかがお考えになるでしょうか。
もちろん、Moveではダラダラダラダラ勉強しているかしていないかというようなレベルでの勉強は認めていないので、そこはしっかりとサポートしていくというのは当然のことでもあります。
補足までにお伝えしておきますね。
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進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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