目次

1. Moveの個別演習が大切にする「責任を渡す」という考え方
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
今日は、うちの塾で行っている個別演習について、じっくりと話をさせていただこうと思います。
一般的な塾では、まず先生が教えるというのが前提になっていますよね。
保護者の方からお金をいただいて指導するという約束のもとで、「勉強を教えなければ」というところから始まります。でも、Moveは根本的に違うアプローチを取っているのです。
基本的にまず自分で勉強してみて、わからないところを先生に聞くというスタイル。
学校でやっていることを前提に、まず自分でやってみる。
そしてわからないところを繰り返したり調べたりしていく。これが私たちの基本の形になっています。
これは何をしているかというと、勉強の責任を生徒に渡しているということなのです。
勉強をマスターする、学力を上げる責任は生徒側にあるという考えのもとで指導を行っています。
最初は「それで大丈夫なの?」と不思議に思われると思うのですが、実はめちゃくちゃ効果があるのです。
2. 責任を自覚した生徒に生まれる驚きの変化と成長意欲
責任を渡されて、それを自覚した生徒は自分でやり出すのですね。
最初は戸惑いもあります。時にはうまくいかないこともあります。
でも、それすらも自分の責任だと受け止めて、さらに工夫して努力を重ねていくのです。
そうしていくうちに、勉強のやり方も身に付いていくし、「あ、こういうふうに理解していけばいいんだ」ということも増えていきます。
これができるのには、子供たちには本当に強い成長意欲があるからなのです。
彼らの成長欲求というのは本当に強いものがあって、「ここで自分が頑張れば成績は伸びていくんだ」という実感を持った子は、もう止まらないのですよね。
どんどん頑張ります。
その姿を見ていると、本当にびっくりしますよ。
結果として学力はめちゃくちゃ上がります。
うちの塾がいつも言っている「平均偏差値10は上がる」というのは、まさにこういうことなのです。
9教科オール5を取る生徒も、昨年だと5人に1人いました。
自分で責任を持って勉強する習慣が身につくと、本当に学習効果が高くなるのです。
先生に依存するのではなく、自分で考え、調べ、理解していく。
この過程で身につく力は、受験だけでなく、その後の人生でも大きな財産になっていくと思います。
3. 段階的なサポートと保護者の方との連携
ただ、正直に言いますと、すべての子が最初からこの責任を果たせるわけではありません。
特に5教科で200点に届かない子の場合、いきなり個別演習で責任を負うのは難しいのが現実です。
そういう場合は、個別指導から始めさせてもらうのも良いかもしれません。
先生と生徒の1対1、もしくは1対2の指導で、まずは基礎的な学習習慣を身につけてもらいます。
同時に「言葉の学校」で語彙力を身に付けるなど、土台作りのフォローもさせてもらっています。
250点を超える子であれば、時間はかかるにせよ、だいたい半年ぐらい経つと勉強の仕方がわかってきて、ぐんぐん伸び出します。
でも、その間は我慢の時期が続くこともあります。
この時期は、塾側もそして保護者の方にも辛抱していただく必要があるのですが、もし「うちの子、本当に大丈夫かしら」と心配になられたときは、いつでもお声がけください。
お子さんの頑張りを一緒に見守り、必要に応じて学習方法の調整も行います。
この話、実は私は生徒に直接伝えるのです。
「僕は君たちに責任を渡している。その責任に君たち自身が答えてくれたときに、成績は本当に伸びるんだよ」と。
それを聞いている子供たちは深くうなずいてくれるのですよ。
それがとても嬉しいのですね。
わかってくれているんだって。
そして、わかってくれるようになった子がMoveという場所で努力を重ねたとき、本当に高い学習効果が生まれてくるのです。
こうした「責任を渡す」指導に興味を持たれた方は、まずは体験授業でお子さんの反応を見てみませんか。
きっと新しい一面を発見していただけると思います。

進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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