塾選びと教育委員会ライブ配信

塾選び2日目

今日は春の塾選び2日目。

 

いつもの近隣の塾長たちと会場セッティングをして、

午後4時までお話しさせていただきました。


その場で体験申し込みも複数いただき、春からの塾がまた賑やかになりそうで嬉しいです。

 

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

 

 

平川教育長による新入試制度改革

 

さて、本日はその裏で広島県の教育関係者にとって注目のイベントが行われました。

 

令和5年度入試から実施される新公立高校入試制度について、

なんと広島県教育委員会の教育長・平川理恵さんが直々に

生徒・保護者向けに説明してくれたのです。

 

アーカイブも残っていますので、ぜひご覧ください。

 

制度的に新しい情報はそれほどなかったですが、

平川教育長、いいことたくさん仰っていましたね。

 

「9時から5時まで座っていたら給料もらえる時代じゃない」

「出欠席も大切ですけど、本質ではない」

「推しメンについて語るのも、分析だとか論理的思考だとか大切なものがたくさん入っている」

「自己開示ができる安心・安全な学校生活」

「保護者のみなさんは邪魔しないでほしい。言ったって聞かないし、中学生」

 

 

いいですね。 

 

僕が望んでいた改革です。

平川教育長のおっしゃることと僕が講演会等で伝えてきたこととは、おそらくかなりの面で共通点があります。

嘘だと思うなら、僕の講演会動画を見てください。

多分気が合うに違いありません。


広島県が全国に先立ってこのような改革に踏み切ったことを、なぜか僕が誇らしく思います。

 

 

塾としても精一杯対応しようと思います。

(すでに準備は進めています。Move生以外でも参加できるものです。もう少ししたら発表しますね) 

 

 

ですが、一方で、現場の、特に高校の先生の負担は相当なものだと拝察します。

 

来年度が始まったら、 自己表現の採点について研修が始まるようですね。

しっかり研修を積んで、評価を統一的なものにしてほしいですよね。

 

 

 

いいこと尽くしの改革のように思えますが、

いくつか疑問点もあるし、心配事もあります。

 

そのあたりについては、次のブログで整理しますね。

 

 

 

あ、そうそう。

動画の最後の方で「広島県の入試問題は全国で一番難しいと聞きました」という視聴者の方からの質問があって、それに対して平川さんが「都市伝説ですよ〜」とおっしゃっていました。


念のため、それに対しての塾の先生の見解です。

 

5年ほど前に、一度だけ広島県が日本でもっとも難しい問題を出題した年がありました。

50点満点で英語の平均点15点台、理科の平均点17点台だった時です。

 

あの年は間違いなく日本で最も難しい問題だったでしょう。

 

ですが、それは一年だけです。

それ以降は、比較的難しい方に入ると思いますが、最も難しいことはありません。

 

ただ、表現力が問われる問題が増えてきました。

わずかな根拠を頼りに、自分なりに膨らませて書くような問題です。

 

あの手の問題でしっかり得点を取るためには、確かな学力が必要であることは間違いありません。

 

頑張っていきましょう。

 

 

 


【このブログを書いた人】

(写真はケーブルテレビ入試解答速報出演時のもの・筆者右側)

進学空間Move塾長 宮脇慎也

27歳まで広島大学大学院の博士課程に在籍し、塾業界に飛び込む。2013年に進学進学空間Moveを設立。個別演習×キャリア教育の二本立てで、理想の塾を追求する。妻と小学生の息子との3人暮らし。

趣味は広島発祥のマイナースポーツ・エスキーテニス