スマホ・SNSより大切なのは「何を見るか」という習慣の話

「うちの子、YouTube見すぎで困っています」

そんなご相談を、保護者の方からよくいただきます。でも、スマホやSNSそのものが問題なのでしょうか? 今日は、その「何を見るか」という習慣の話をしてみたいと思います。

こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。

インスタの英語リールアカウント、もう見ていただけましたか? 6月1日現在、6本まで上げております。今現在でも自動でおそらく30本分は作れる状態になっていますので、これからどんどん投稿していきます。特に中学3年生の方にぜひ見ていただきたいのですが、今日お話しすることはこのアカウントを作った背景にも深く関わっているのです。

テレビもSNSも、「その世代の夢中」は変わらない

少し昔話をさせてください。

私たち40代・50代の世代が子どもの頃、「テレビばっかり見て」と親に言われた経験はありませんか? カラーテレビが一般に広まり、テレビ文化が一気に根づいた1970〜80年代のことです。ドリフの大爆笑、NHKの大河ドラマ、紅白歌合戦、笑っていいとも……翌日の学校で話題になるのは、みんなが見ていたあの番組のことでした。音楽だって、みんなで同じ曲を聴いていた時代でした。

ちなみに最近、私のスマホにはチャゲアスがよく流れてくるようになりました(笑)。アルゴリズムに世代がバレている気がして、少し笑えます。

結局のところ、「進化したメディアに夢中になる」というのはどの世代にも起きることなのかもしれません。子どもたちが悪いわけではないと、私は思っています。

「みんなで同じものを見た時代」との決定的な違い

ただ、テレビの時代と今のデジタルの時代には、決定的な違いがあります。

テレビの時代は、みんなで同じ情報を共有していました。「あの番組」「あの歌手」が共通言語になっていた。

でも今のYouTubeやSNSは違います。同じアプリを使っていても、見ているものは人によってまったく異なるのです。子どもたちの中でも情報は細分化されています。ある子がよく見る動画は、他の子にとっては存在すら知らないものだったりします。

実際に生徒たちに「最近何見てる?」と聞くと、同じクラスの子でも全員バラバラで、共通の話題が出てこない。これを聞くたびに、時代が変わったなと実感します。

私のSNSには、学歴礼賛主義的な思想を発信しているチャンネルがよく流れてきます。成績や偏差値だけで人の価値を語るような内容が多く、私の教育観とは合わないのです。それでも流れてくる。一方で、中学生に聞いてみると「知らない」という子がほとんどです。それくらい、今の情報は人によって見えているものが違うのです。

また、今の時代で子どもたちからデジタルデバイスを取り上げるのは得策ではないと感じています。だって、彼らはそれを上手に使わないといけない世代なのです。今考えるべきは、そうしたデジタルデバイスや細分化された情報との向き合い方です。

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「何を見るか」を少し意識するだけで変わること

そうなると、何が起きるでしょうか。

同じスマホを使っていても、1年後にずいぶん差がついている子がいます。何が違うんだろうと思って話を聞くと、結局「何を見ていたか」の違いだったりするのです。

とはいえ、何から始めればいいかわからない、という方も多いと思います。

個人的な話をすると、私は世界史系のチャンネルが好きです。世界や歴史というのは、日常では視覚的に捉えるのが難しい分野ですよね。それが動画として丁寧に解説されたり、時には面白おかしく教えてくれたりする。テキストだけでは届かない面白さがあって、こういう使い方こそYouTubeの良さだなと思っています。

なぜMoveで英語リールを作ろうと思ったか、その理由もここにあります。毎日触れるSNSの中に、少しだけ英語を混ぜてみる。難しく構えなくていい。まずは見るだけでいい。そういうきっかけになればと思って作り始めました。

意識して、ためになりそうなチャンネルを1つでも探してみる。面白いだけでなく、少し勉強になるコンテンツを日常に混ぜてみる。毎日5分でいいのです。難しく考えなくていい。そのちょっとした選択が、じわじわと1年後の自分をつくっていくと、私は信じています。

Moveのインスタ英語リールアカウントも、ぜひそのひとつに加えていただけたらと思っています。


進学空間Move塾長

宮脇慎也(Shinya Miyawaki)

27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。

8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。

その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。

1977年生。射手座。B型。

家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。

 

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