目次

1. はじめに
こんにちは。進学空間Moveの宮脇です。
今日は中学3年生の皆さんにとって本当に大切なお話をしたいと思います。
高校受験がだんだん本格化していく時期で、志望校をどうしようかとか、これからの勉強計画をどうしようかということを悩んでいる子も多いのではないでしょうか。
高校入試に本格的に取り組む前に、今日お伝えすることをしっかりと意識してもらえたらと思って筆を取っています。
それは何かと言うと、高校入試は通過点に過ぎないという厳然たる事実です。
2. 高校入試の選択肢は実は狭い
高校入試が無意味だとは思いません。義務教育を終えたタイミングで次の3年間をどこでどのように過ごすかを選択する、とても大切な機会だと思います。
ですが、ほとんどの子にとってその選択は狭い範囲での選択になっているはずです。大体の子たちが、おうちから通える範囲で普通科の学校に進学するでしょう。偏差値が高い低いという違いはありますが、大体みんな普通に勉強して大学進学に向けて頑張っていこうという、そういう高校を選んでいるはずです。
その意味で選択の幅は狭いのです。普通科を選んでいる人は、みんな結局同じような方向性の場所を選んでいるはずなのです。

3. 本当に幅が広いのは高校卒業後の選択
一方で、その高校を卒業した後の進路選択はとてつもなく幅が大きいのです。
大学に行くにせよ、広島なのか関東なのか関西なのか、あるいは地方なのか、はたまた国外という選択もあります。
理系なのか文系なのか、文学部なのか工学部なのか、学ぶ内容が大きく変わっていきます。
大学以外の進路選択ももちろんあります。専門学校なのか就職なのか。
そういうことを考えていくと、高校入試はあくまでも通過点に過ぎません。
極論を言えば、その高校入試でうまくいくかどうかということも、皆さんの人生を決定づけるものではありません。
第一志望に合格すれば成功体験として皆さんの自信にはなるでしょうが、万が一うまくいかずに自分が希望していない高校に進んだとしても、いくらでも挽回が効くものです。
4. 志望校選びで大切なこと
そうは言っても、今志望校を決めている人が多いこの段階で、一つアドバイスするとしたら、徹底的に何のためにその高校に行くのか、その高校に行ってどんな生活がしたいのかを徹底的に想像してください。
そして、一番自分の希望を叶える高校生活を想像できる高校を志望校にされるのがいいのかなと思います。
偏差値だけで選んだり、なんとなく有名だからという理由だけで選んだりするのではなく、
「この高校で自分はこんなことをしたい」
「こんな友達と出会いたい」
「通学時間と部活はこれくらいになるから、こんな感じで勉強したい」
という具体的なイメージを持つことが大切です。
5. 本当の勝負は高校入学後
皆さんが本当に活躍すべきは高校入学後なのです。
中学の時に一生懸命勉強を頑張って、その後高校入試を無事に通過したからといって、その後のやる気をなくすということはやめてください。
本当の勝負は高校入学後に待っているのです。
高校入試がゴールであるかのような錯覚を覚える人もいるかもしれませんが、あくまでも高校入試は通過点です。
その先どういう世界に進みたいか、どんな職業につきたいか、そういうその先を目指して、高校入試が通過点として存在するのです。
学習塾であるMoveでは、中学校で一生懸命勉強して学力を上げて、希望する高校に進学したものの、高校入学後にやる気をなくしてしまったという話を耳にすることがあります。
とても個人的には悲しい話だなと思っています。
ですから今日はこの1点だけ、本当に中学校3年生の皆さんに知っていてほしいと思います。
高校入試なんて所詮通過点です。
それを踏まえてこれからの高校入試を頑張ってください。
応援しています。
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進学空間Move塾長
宮脇慎也(Shinya Miyawaki)
27歳で広島大学社会科学研究科の博士課程後期日程を単位取得退学をし、その後学習塾の世界に飛び込む。
8年間の勤務講師としてみた広島の学習塾業界のあり方と大学院で養った知見との乖離に悩み、理想の学習塾を作るべく2013年に個別演習型の学習塾・進学空間Moveを立ち上げる。
その中で、モチベーションのあり方に着目し続ける中で、キャリア教育の重要性を認識し、キャリア教育と学習の融合を目指す。また、同時に保護者の方向けコミュニティー「Happy Education Lab.」を主催する。
1977年生。射手座。B型。
家族は妻と長男1人。趣味は広島発祥のスポーツ・エスキーテニス。
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