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やる気がないのは当たり前①

やる気がない?

 

「うちの子はやる気がなくて困っています。どうしたらいいのでしょう?」

 

 

そんな言葉を、初めてお会いするお母さんからよくお聞きします。

 

 

塾の先生を始めて15年間、この言葉を聞かなかったことがありません。

  

いや、昔、私の母親が私に対して嘆いていたことを合わせれば、

それこそ30年くらい聞いてきた言葉です。

 

 

でもね、塾の先生を始めて気づいていることがあります。

 

 

それは、

 

最初からやる気がない子なんていない

 

ということ。

 

 

子供の成長欲求ってものすごいものがありますよ。

 

Moveで頑張る子たちを見ていると、それがよく分かります。

 

 

みんな、実は、結構頑張りたいのです。

 

 

しかし、実際にこれだけ多くのお母さんが嘆いています。

 

 

そうであるなら、子ども達にとって

やる気をなくすのが当たり前であり、

やる気をやる気をなくしてしまう要因が

当たり前のように存在すると

考えた方がいいでしょう。

 

 

いや、もっと言えば

「やる気が無くなる構造」の中に子ども達はいる、

と言っていいです。

 

そんな構造の中にずっといれば、

そりゃ、やる気なんて出るわけありません。

 

 

やり続けるために

 

ここで、いきなり結論を言ってしまいますが、

 

「本質的にやる気を出すためには、やり続けるしかない」

 

と考えています。

 

 

 

ん?

 

変なことを言っていますか?

 

逆説的ではありますが、事実です。

  

新学期になったらがんばろう!とか、

テストで良い点を取ったらご褒美がもらえる!とか、

好きな子と同じ高校に行くために勉強頑張る!とか、

あの先生が好きだから、○○の科目は頑張る!とか、

 

そうした理由によるやる気は一時的なもの。

 

 

もちろんどんな理由であっても

やる気が出たのであればOK!

 

 

ただ、その一時的なやる気が出た時に、

やり続けることができるかが、大きな分かれ道。

 

やり続けることができた場合には、

その努力が次のやる気を喚起してくれます。

 

 

 

それは部活にたとえると分かりやすい。

 

いつも練習に出てこない幽霊部員の子が

たまたま試合に出て、負けて悔し涙を流すのも不思議な話ですよね?

 

毎日練習を重ねてきた子が万全を期して出場した試合でも負けてしまうから、

悔し涙を流し、次への意欲につながるというものです。

 

それは、きっとやり続けてきた自分に対するプライドだったり、

やり続けた努力に対する自負であったりするのでしょう。

 

 

 

 

 

結局、やる気がある・なしは、やり続けることができるかどうかにあるのです。

 

一時的なやる気がでても、

やり続けることができなければ、

いわゆる「三日坊主」の出来上がりです。

 

 

 

 

やり続けるためには

 

しかし、このやり続けるということが、本当に難しい。

 

 

「やればできる」と言う人は多いですが、そりゃ、当たり前です。

 

できるようになるまでやり続けるのだから、そりゃ、やればできます。

 

 

でも、その「やる」ということができないから、やる気も出ないし、成績も上がらない。

 

 

いやいや。

 

やり続けることができないからってそんなに悲嘆しないでください。

 

だって、本当に難しいんですよ。やるのって。

 

 

結局、

 

上の「やる気がなくなる構造」というのは、

「やり続けることができない構造」と同じ意味です。

 

 

では、その要因には何があるのでしょう?

 

 

 

という話をまた次回以降に。

 

 

いや、これが私が気づいているだけで

たくさんあって、もう大変なのです。

 

 

そして、本質的には進学空間Moveはそこを解決するためにあるのです。

 

 

それも「楽してやり続ける」ための方法を提示する塾なのです。

 

この話、どこまでも深く掘り下げられるのですが、どこで止めようと考えながら次書いていきますね。